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155 大阪府こども・未来プランのパブコメ/若い世代と子どもの喫煙と受動喫煙防止の重要性
2010/2/25(木)18:55 - smokefree - 4336 hit(s)

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「こども・未来プラン(大阪府次世代育成支援行動計画)後期計画(案)」に対するご意見等の募集について
平成22年3月5日(金曜日)(必着)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=2781
http://www.pref.osaka.jp/kosodateshien/keikaku/koki_public.html

本会は以下の意見を送りしました。 NPO法人子どもに無煙環境を推進協議会


【若い世代と子どもの喫煙と受動喫煙防止の重要性について、意見を申し述べます】

タバコ問題について、pptの33ページで非行防止に絡めて1行触れられているだけのようで、2004年9月の「次世代育成支援に係る大阪府行動計画」(素案)に比べて、現状と問題認識が欠如していることをとても残念に思います。

【若い世代の喫煙防止に関して】
1.妊産婦や若い女性の喫煙率上昇は、「スリム、痩せ」志向と密接な関連があります。この「スリム、痩せ」志向は作られた幻想です。「スリム、痩せ」は健康的でない、不健康であるし、未熟児出産の増加もこれとと密接な関連があり、啓発や世論形成が不可欠です。とりわけスリムになるためには喫煙が有効、との作為的な間違いであり、若い時にいったんニコチン依存(中毒)になれば、いざタバコを止めようと思っても止められなくなることの強力な啓発や教育が必要です。

2.妊産婦の喫煙は、胎児や幼児虐待になり、早死産や低体重児、突然死症候群、また不妊などが医学的に明らかになっているのですから、次世代出生と育成支援にとってその防止対策が必須です。小学校時からの上記とリンクさせた教育が不可欠です。若い男性の喫煙についても、精子損傷が医学的に明らかにされ、妊産婦の喫煙と同じリスクがあるのですから同様のことが必要です。

【乳幼児・児童・母性の受動喫煙防止に関して】
3.親や祖父母など、家族の喫煙は、子どもの肺炎、気管支炎、喘息、耳鼻喉目の病気、風邪引き、成長の遅れなどを引き起こします。次世代の健康的な育成にとって大きな阻害要因です。
・日本の妊婦の33%は妊娠前にタバコを吸っています。(大井田隆他.わが国における妊婦の喫煙状況.日本公衛誌 54:115-122,2007.) また父親の48%と母親の11%が喫煙者ですから、日本の1800万人の子どもの半分以上=900万人以上は出生前あるいは出生後タバコの煙にさらされています。
・日本の家庭から受動喫煙がなくなると、900万人の家庭受動喫煙児の病気が半減しますから、小児科を受診する子どもの数は毎年数百万単位で減るでしょう。受動喫煙のために子ども達が医療機関を受診しなければならない病苦が倍増するのですから、家庭の喫煙は文字通り「児童虐待」です。

4.妊産婦及び若い女性の受動喫煙も、防止対策が必須です。家庭だけでなく、特に飲食店などサービス産業を含む職域等で若い女性などの受動喫煙防止がはかられる必要があります。(次世代育成支援に関連して母性保護のために重点的なタバコ対策が必要)

5.上記のタバコ対策は、次世代の健康リスク対策にとって、また費用効果の点からも、極めて有効な方法です。


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【155】 大阪府こども・未来プランのパブコメ/若い世代と子どもの喫煙と受動喫煙防止の重要性 2010/2/25(木)18:55 smokefree (2532)
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