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302 健康・医療戦略パブコメ⇒健康の基本としてタバコ対策(受動喫煙の危害防止等)の具体的重点施策が必須
2016/9/7(水)18:11 - smokefree - 2384 hit(s)

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「健康・医療戦略」及び「医療分野研究開発推進計画」に関する意見募集について
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060140705&Mode=0
2016/10/4まで

に以下を送りました。  子どもに無煙環境を推進協議会


健康の基本としてタバコ対策(禁煙推進及び受動喫煙の危害防止)の具体的重点施策が必須です。

・「健康・医療戦略」の「【2020 年までの達成目標】・国民の健康寿命を1歳以上延伸」に関連して、健康の基本として、禁煙推進及び受動喫煙の危害防止の重要性を踏まえ、その重点施策を具体的に盛り込むことを提案します。

・8月に、厚生労働省より「喫煙と健康−喫煙の健康影響に関する検討会報告書」(タバコ白書)が公表されましたが、49ページで以下が明記されています。
「7.平均余命
喫煙の健康全体への影響を示す指標として,喫煙による平均余命の短縮年数,あるいは禁煙による平均余命の延長年数が推定されてきた。Doll,Peto らは英国男性医師を50年間追跡したデータから,喫煙者は生涯非喫煙者と比べて10年間平均余命が短縮すること,30歳で禁煙した者は喫煙継続者と比べて10年間平均余命が延長することを示した(いずれも35歳の平均余命)。
わが国においても,広島・長崎の対象者を平均23年間追跡した寿命調査(Life Span Study)で同様の推計が行われ,喫煙者は生涯非喫煙者より10年程度平均余命が短縮すること(男性で8年,女性で10年),35歳より前に禁煙した者はこの余命の短縮をほぼすべて回復できることを示した(35歳の平均余命)。」

・この平均余命は健康寿命と不可分の関係にあります。
タバコ(喫煙及び受動喫煙)は、早期死亡(損失寿命は数年〜10年)、健康寿命の短縮(数年以上;認知症などの要因ともなっている)など、健康破壊の第一の要因になっており、凡そ万病の元で、それらによる経済的損失や過剰な医療費を抑制する医療費適正化の観点からもタバコ対策は極めて重要な施策で、かつタバコに起因する疾病や重症化、早期死亡は予防可能です。

・「健康・医療戦略」だけでなく、「ニッポン一億総活躍プラン」及び「日本再興戦略2016」、保健医療2035でも「健康長寿の実現」や「世界最先端の健康立国へ」が盛り込まれています。しかし健康の基本としてのタバコ対策(禁煙及び受動喫煙の危害防止施策)が、(保健医療2035以外の)いずれからも外されているのは不思議なことと言わざるを得ません。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを機に我が国でも受動喫煙の危害防止施策が進む動きもあるようですが、これに連動した具体的施策をお願いしたいです。


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【302】 健康・医療戦略パブコメ⇒健康の基本としてタバコ対策(受動喫煙の危害防止等)の具体的重点施策が必須 2016/9/7(水)18:11 smokefree (2149)

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