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98 「大阪市特定健康診査等実施計画(素案)」のパブコメ 1/9まで
2007/12/10(月)22:14 - smokefree - 2603 hit(s)

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「大阪市特定健康診査等実施計画(素案)」に対する意見募集 2008/1/9まで
http://www.city.osaka.jp/kenkoufukushi/public/fukushi/071130.html
素案→ http://www.city.osaka.jp/kenkoufukushi/public/fukushi/pdf/071205_02.pdf


メタボの健診・保健指導の実施を来年4月に控えて、この問題性がようやく
最近のマスコミでも取り上げられ、騒がれ始めていますが、
あくまでも厚労省、自治体は強行するようです。

厚労省のパブコメでもこれまで何回か意見を送ったのですが、繰り返しにな
りますが、大阪市にも以下を送りました。
大阪市がこのパブコメ募集をするということは、全国的に同じ動きがあるの
でしょうが、行政のこの壮大な誤りを正すにはどうすれば良いのでしょう?

               NPO法人 子どもに無煙環境を推進協議会

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【「大阪市特定健康診査等実施計画 ( 素案) 」のパブコメ意見】 2007/12/10
1.
@血糖A脂質B血圧に異常(基準値以上)があり、またこれらの疾病があっても、腹囲・BMIが基準値以内であれば健診はパスする。@血糖A脂質B血圧の異常(基準値以上)は全て見過ごされることになる。これは基本的におかしいのではないだろうか。全く予防になっていない。このような基本的に間違った健診システムは、受診者に間違った情報を与える誤診・負担となり兼ねないし、データ集計に誤りとなるし、健診機関にとっても人的経済的無駄使いになる(大阪市にとっても税金の無駄使い)。

2.
腹囲の基準値、男85cm、女90cmについて再検討が必要。
医学的根拠が十分とはいえず、この基準値が前面に出すぎていて、健診や保健指導に誤り(誤指導と無指導)をもたらすケースの多発が避けられないことが危惧される。

3.
喫煙を、腹囲・血糖・血圧・脂質とは独立した単独リスク要因として入れ込むべき。
 腹囲・BMIが引っかからなければ全てパスし、引っかかっても血糖・脂質・血圧が引っかからなければ、喫煙(特に現喫煙)は、単独ではリスクとみなされないため、「支援レベル」ではなく、リスクがなにもないのと同様の「情報提供レベル」あるいは「異常なし」とされるのは間違っている。
 最近の日本国内調査によれば、増加が懸念されているメタボリック症候群の4割以上が喫煙に起因していることが明らかになっており(腹囲・血糖・血圧・脂質関連疾患の発症リスク要因)、かつ喫煙は、腹囲・血糖・血圧・脂質とは独立したリスクでもあり、健康の阻害要因として予防可能な最大のもの。有病者・予備群の減少を図るために、予防医学の観点から、喫煙(現喫煙)を単独リスク要因と捉え、喫煙者への保健(禁煙)指導を重視し、禁煙の動機付け支援・積極的支援の行動変容プログラムに入れ込むべき。

4.
服薬中の者、65歳以上75歳未満の前期高齢者についても、主治医によって適切な保健指導(生活習慣の行動変容指導、特に禁煙支援)を受けている保証はないことなどから、リスクにより動機付け支援・積極的支援に入れ込むべき。


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【98】 「大阪市特定健康診査等実施計画(素案)」のパブコメ 1/9まで 2007/12/10(月)22:14 smokefree (2292)

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