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さく・え やまき えりこ この本は、平成13年用寄附金付 お年玉付郵便葉書の寄附金で発刊 しました。 |
あるところに いつでもどこでも ねこは たばこを吸っている自分が |
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ねこは |
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いつでも どんなところでも ねこの吸うたばこのせいで |
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あるときは 小鳥が のどを痛めました。 「たばこなんて だいきらい!」 ねこは 気にしませんでした。 |
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洋服は すっかり うさぎはがっかりして言いました。 |
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「 いいかげんにしろ。」 しかし ねこは まったく |
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そんなある日 ねこは 自分の家で のんびり テレビを見ていました。 |
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ねこは つい テレビにむちゅうになって たばこの吸いがらを ゆかに 落としてしまいました。 「たばこの火なんて 小さいもの。 たいした ひがいは ないだろう。」 ねこは そう思って まったく 気にしませんでした。 |
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ところが 火は みるみる大きくなりました。 |
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しかし 「あんな 小さいものから |
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ねこは がっくりと 肩をおと |
(13) |
ねこは 泣きながら 言いました。 ねこが たばこをやめたのは |
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作者のメッセージ 私は日々、マナーの悪い喫煙者に腹を立てています。『吸うな』とは言いませんが、マナーを守っていただきたいのです。 夜、電車のホームで「禁煙」の表示の下でタバコを吸っている人をよく見かけます。歩きタバコで新しい服をもやされた友人がいます。掃除をしていてもいつも家の前にはタバコの吸殻がすててあります。 喫煙しない私は、そばで吸われると気分が悪くなります。しかも紙や服に臭いがついてしまうので、その一日臭いがとれません。タアコを吸うなら、吸わない人から離れてすうなどの気配りをしていただきたいものです。もっと周囲の人のことを考えて欲しいものです。私が背も高くけんかも強ければ、「そんな奴はいつかバチが当たる!といつも思っています。 しかし、現実はそううまくいかないものです。だからいつも「そんな思いを込めて、わたしが天罰を下そうと思い、今回の作品を創作しました。 猫を主人公にしたのは、かわいそうな結末でもちょっろ笑ってしまうようなコミカルなキャラクラーにぴったりだと思ったからです。 |