(11)

気がつくと おじさんは ベッドのなかにいました。

そして そのよこには しつじがすわっていました。

 おじさんは はずかしさで あかくなりながら

いいました。

「すまなかった。

わしは たばこをやめようとおもうよ。」

しつじは やさしくほほえんで いいました。

「やめられるように がんばりましょうね。」