(9)

しつじのいなくなったへやで おじさんは 

しつじの のこしたてがみを みつけました。

 てがみには こう かかれていました。

 てがみをよんだおじさんは

しばらくして はっと気づきました。

そう おじさんは たばこをふかすこと

ばかりにむちゅうで たいせつなことを

わすれてしまっていたのです。

 おじさんは あわてて

やしきをとびだし

しつじのあとを おいました。