(6)

 ところが

いつまでたっても

だれ一人 

やって来ません。

 「どうしたんじゃろうか?」

 王さまは ますます たばこを ぷかぷかぷか と

ふかしました。

 とうとう 時計は 12時を まわってしまいました。