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  もくもく家族の家に着いた村人たちは、皆、
  余りの煙たさにマスクをしていました。
  そして、皆の訪問に迷惑そうなもくもく家族
  に、皆の気持ちを伝えました。

  犬のおじいちゃんは、涙を浮かべていっしょ
  懸命に話し始めました。
  「あんたたちには悪いが、あんたたちが出す
  煙を吸った者たちが、皆、次々とせきが止ま
  らなくなり、気分が悪くなったり、病気になっ
  てしまうんじゃ。
  
  
  
家のかわいいゲン太も、かわいそうに、この前からせきが止まらず、夜も眠れず、御飯も食
  べられない…」と大きな声で泣きました。
  それに続いてドクター犬が話し始めました。
   「あなたたちにも、かわいい子どもがいるなら、私たちの気持ちもわかっていただけると思
  います。皆、大切な家族を病気から守るために、必死なんですよ。」

  村の住人たちは、皆で心からお願いしました。

 「どうか、煙を出すのを止めて下さい