(20)

  犬のおじいちゃん、おばあちゃんも、元気に
  なったゲン太と以前のように、幸せに暮らして
  いました。

  「ゲン太や、元気になって良かったのう。あれ
  から、もくもく家族のうわさはどこからも聞かな
  いし、無事に自分たちの国に着いて暮らして
  いるのじゃろう。わしらも、いつまでも元気で
  なか良く暮らしていこうなぁ。」
  といつものように、ゲン太の頭をなでながら
  言いました。 
                       (おわり)