ケムリ 「くそぉ! おまえはなんだか手ごわそうだな。まあいい。トオルがタバコを吸いつづける限り、オイラは生き続けるからな。 それに、トオルはタバコをやめることはできないだろうよ。もうアイツは、タバコ好き好き人間になってしまったからなあ。 イッヒッヒッヒッ。」 そっ、そんなことあるもんか。トオルくんは絶対、タバコをやめるぞ。 ケムリ 「ムリ、ムリ。タバコをやめる勇気があいつにあるもんか。サッカーのレギュラーをはずされて落ちこんでいたから、オイラが友だちになってやったんだからな。 さぁて、お前をぶっこわしてやることにするか。覚悟しな」 わー。もうだめだ! 助けて! 助けて、トオルくん! ケムリ 「あれ? 何だか力が入らないぞ? ど、どうしたんだぁ」 チャンスだ! ・
さっと、ぬく ・ |