平成10年7月10日 大阪府警察本部 御中 兵庫県警察本部 御中 警察庁 御中たばこれす タバコの煙に迷惑しない警察にしてください 謹啓,日頃は,安全な市民生活を守るためにご尽力いただき,ありがとうございます。 本会は,非喫煙者がタバコの煙に煩わされない社会をめざして活動しているNPO団体 (非営利活動団体)です。同封のような,「子どもに無煙環境を!」の啓発事業にも協力 しています。さて,本会は毎年,5月31日のWHO世界禁煙デーに協賛して,「迷惑タバ コ電話相談」を行っています。今年も5月30日に第7回の電話相談を行いました。 今回の「迷惑タバコ電話相談」で,貴所に関係する以下のような相談が寄せられました。 これらは,個別に要望が行っていることかも知れませんが,貴所として早急に対策を進め, 所管下に周知いただけますようお願い申し上げます。 【相談内容】 1.警察署に、免許書換や事故の相談で何度か行った事がありますが、煙草の煙で息がで きないほどです。妊婦さんの婦警も働いている時代です。子ども連れのお母さんや、 妊婦の人も、免許を書き換えるときはその煙の中でじっと耐えています。その他の多 くの人たちも同じです。全国の警察、何とかして。(主婦,45歳,Fax) 2.駅前の交番,狭い中で,警官のタバコで困る。おまわりさんに,迷惑です,と言うの も言い辛い。外で吸ってもらうとか,何とかならないか。本署に是非伝えて欲しい。 3.警官だが,職場のタバコにとても困っている。どこの出先も煙だらけ。産業医がタバ コを吸うせいか,言っても聞き入れられない。パトカーに乗っている時も,隣で吸わ れると迷惑この上なく,注意散漫になり,事故を起こしかねない。何とかならないか。 【対策のお願い】 1.職場内の禁煙・分煙については,同封資料にもありますように,人事院,労働省とも に,ガイドラインを作って,関係機関に周知をはかっています。厚生省も,公共の場 所について同様の方針をとっています。 2.署外の外来者が,署内や交番などで,署員の方々や外来者のタバコで,不快を感じ, 健康を害することのないよう,早急な対策推進をお願いします。 3.警察職員においても,非喫煙者の健康増進と署内協調のために,禁煙・分煙は不可欠 と存じます。人事部あるいは安全衛生委員会などで,対策を進め,各警察署,交番な どで,タバコを吸わない警察職員の方々が,人のタバコの煙で不快を感じ,健康を害 することのないよう,早急な対策推進をお願いします。 敬 具 戻る