Press Release WHO/35
18 May 2000WHO ANNOUNCES THE HOLDING OF PUBLIC HEARINGS ON THE GLOBAL TOBACCO
CONTROL CONVENTION,
AND INVITES INTERESTED PARTIES INCLUDING THE TOBACCO INDUSTRY TO TESTIFY
http://www.who.int/inf-pr-2000/en/pr2000-35.html
WHOは、2日間にわたる公聴会を開催し、現在、懸案となっているFCTC(タバコ対策枠組み条約)について、関心を示す全ての団体に対し、意見を述べるよう招待します。
健康と医療の専門集団を代表する団体や組織、非政府団体、タバコ農家や従事労働者、またタバコ産業に対しても、スイスのジュネーブで2000年10月12日−13日に開催される公聴会で、意見・見解が求められことになっています。
「我々にとって大いに関心のある主要な公衆衛生の問題(タバコ対策)に対し、意見・見解を述べるための今回の公聴会は、タバコ産業を含むすべての人々にとって歴史的な機会になります。」とWHO事務総長グロ・ハルレム・ブルントランド博士は語っています。
タバコは現在、年間400万人の命を奪っています。2030年までには、その数は年間1千万人に増え、その70%以上が発展途上国の人々です。WHOは、世界のリーダー的立場の公衆衛生機関として、国際的なタバコ対策を推進しています。多面的な分野にまたがるFCTCは、世界初の公衆衛生条約であり、2003年に批准が開始される予定になっています。
公聴会は、1999年の世界保健総会で全会一致で採択されたWHA決議
52.18を基にして、それを進める正式な交渉が始まるのを前に、2日間開催されます。WHO加盟国が条約の交渉に乗り出すのは、51年の歴史で初めてのことです。公聴会もまたWHOの歴史の中ではじめてのことであり、タバコ産業にとっても、国際的な公衆衛生共同体に対し自分達の意見・見解を広く知らしめる機会でもあります。公聴会のお知らせ
2日間の公聴会は、ジュネーブの国際会議センター(CICG)で、2000年10月12日−13日午前8時から午後8時まで開かれます。
最初に、国際連合の6つの公式言語(アラビア語・中国語・英語・フランス語・ロシア語・スペイン語)のいずれででも、すべての関心のある機関から意見・コメントを受け付けます。
意見・提案の最終受付は(ジュネーブ時間で)2000年8月31日で、意見・提案は fctchearing@who.intに送信するか、またはTFI,
WHO, 20 Avenue Appia, 1211 Geneva 27, Switzerlandに郵送してください。
意見・提案は5枚以内で(付属資料を含め)、標準サイズの用紙にタイプしてください。民間機関、非政府団体や機関から提出していただいて結構です。団体・機関はそれぞれに1つのコメントとしてください。発表を踏まえた意見・提案は、公聴会の後に編集保存される予定です。この文は、WHOに2000年10月27日必着のこと。上限5枚。コメントには以下を明記のこと。
公聴会は、
TFIの政策立案委員会(PSAC)の3人の委員が会議の議長を務めます。PSACは国際的タバコ対策の専門家で組織され、事務総長を補佐するために設立されたものです。各々の発言は、1人最大5分まで。
WHOは締め切りまですべての意見・提案を受け付けます。締め切りの延期はいかなる事情があっても認められません。発言者は、
報道機関は公聴会に出席できます。
(訳:中村三佳,野上浩志)
追加の情報が必要な方は以下までお問い合わせください。
Gregory Hartl, WHO Press Spokesperson, Geneva. Tel (+41 22) 791 4458, Fax (+41 22) 791
4858. E-mail: hartlg@who.int