警察庁は、たばこ自販機撤去を発言しています

財政制度等審議会 たばこ事業等分科会(第8回)議事録(2004.6/28)の中で
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/gijiroku/tabakoa/tabakoa160628.htm

(以下抜粋、是非一読を)

〔警察庁生活安全局少年課少年保護対策室長〕
 未成年者による喫煙を防止するためには、たばこの販売にあたって、販売事業者が顧客
に対面し、未成年である疑いがある場合には年齢確認の措置を確実に講じる必要があると
考えております。自販機による販売につきましては、対面による販売と異なり、年齢確認
を確実に行うことができないので、警察庁としては、たばこの販売方法としては適当では
ないと考えております。業界では、成人識別機能付の自動販売機を導入しようとする動き
があると承知しております。このような自販機につきましては、未成年者の喫煙の防止の
観点から見ると、何もない現状と比較すれば一歩前進という側面がないわけではないので
ありますが、未成年者が成人のカードを譲り受け、又は成人になりすましてカードを取得
し、自販機から容易にたばこを購入できるなど、少なくとも現状では対面による販売と比
べれば必ずしも十分ではないと考えております。
 自動販売機は、たばこを吸う大人の利便のための装置でありますが、未成年者の健全育
成のためには、大人が多くの不便を感じるべきと考えるべきではないでしょうか。そう
いった意味で、自動販売機をどう規制するかということにつきまして、国民的な議論が必
要となっていると考えております。警察庁としては、自動販売機については、たとえ年齢
識別装置を設けている自動販売機であっても、対面による販売と同等以上の効果が期待で
きないことから、自動販売機については、その成人識別その他の装置の性能にかかわら
ず、将来的には、国民的な合意の下、撤去されることが望ましいと考えております。
(以上抜粋)
 関連たばこ規制枠組条約の締結に伴う未成年者喫煙防止対策の推進について
     警察庁から業界への要請文


本会は、以上に関連し、警察庁へ以下の意見を送りました。04.7.17

違法たばこ自販機は未成年者の遵法精神を蝕み、
社会的に守られていない認識につながっています


財政制度等審議会 たばこ事業等分科会(第8回)議事録(6/28)
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/gijiroku/tabakoa/tabakoa160628.htm
で、警察庁生活安全局少年課少年保護対策室長さんは、
「自動販売機については、その成人識別その他の装置の性能にかかわらず、将
来的には、国民的な合意の下、撤去されることが望ましいと考えております。」と
素晴らしいことを述べられています。
このご発言は、青少年の健全育成のために是非進めていただきたいと思います
が、室長さんがお触れになっていないことで、既にご承知のことでしょうが、
以下の点も極めて重要なことなので、今後のたばこ自販機対策にあたってご勘案
をよろしくお願いします。

「未成年者がきわめて自由にたばこを買うことができる自販機の違法状態が放置
されることは,未成年者の遵法精神を蝕み,健全な心身の育成を阻むことにつな
がっています。未成年者が自由にたばこを買える状態は,未成年者自身が社会的
に守られていないことになっているとの認識につながり,それが未成年者の問題行
動につながっていることに思いを致すべきです。未成年者の健全育成を阻害してい
る違法自販機の撤去による改善こそが,喫煙を含めた未成年者の問題行動改善
の大きな事例見本になりうるのではないでしょか。」
http://www3.ocn.ne.jp/~muen/miseinenkinsiho/jihankiihoyosei020530.pdf

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