本会は2003.11.30投票の大阪市長選挙に以下の公開アンケートを行い
以下の回答をいただきましたので紹介します。
2003.11.21
本会は,当選後の市長に,この問題について再度対策要請を行っていきたいと考えています。
 

大阪市長選挙候補者 様
 
                       
たばこれす
                     

公共の場,市関係施設の禁煙,及び歩きタバコ
に関する公開質問の御協力のお願い

謹啓,大阪市長選挙への立候補に敬意を表します。

立候補されるにあたり,以下の動きを踏まえ,標記の件について公開質問をさせてい
ただきたく,ご協力をお願い申し上げます。

1.本年5月1日より健康増進法が施行され,第25条の受動喫煙防止条項で以下が規
  定されました。「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事
  務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、こ
  れらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人
  のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるよう
  に努めなければならない。」

2.7月10日には人事院より公務(国家公務員)職場について「可能な範囲で全面禁煙の
  方向で改善する」との通知が出されました。

3.本会は,「歩きタバコ禁止」条例の制定を今年1月に大阪市に提出しましたが,3月の
  回答では,「この問題に関する担当部局が大阪市にはない,従って要望には対応で
  きない。(その後対応を協議しているとの連絡が公聴相談課よりありましたが)
  携帯灰皿は,現在も配布している(年約600万円)。」との口頭のご返事でした。


 質問へご回答は,ご多忙の折に恐縮ですが,11月20日までにいただければ幸いです(フ
ァクス可)。回答結果は,マスコミ,及び本会会員に知らせる他,本会のインターネット・ホー
ムページ(http://www3.ocn.ne.jp/~muen/)で紹介させていただきます。

 「たばこれす」は「非喫煙者がタバコの煙に煩わされない社会と人間関係の確立」をめざ
して活動を行っている市民団体(1982年6月設立)で,前回の市長選挙のときも同様なタバ
コ対策の公開質問をさせていただき,ご回答をいただきました。

 末筆ながら,選挙でのご健闘を祈念申し上げ,当選後におかれましては,この問題を含め,
みんなが住みやすい大阪市のためにご尽力いただけますようお願い申し上げます。

                                          敬 具  2003.11.15

公共の場,市関係施設の禁煙及び歩きタバコ 
に関する公開質問への回答結果
       2003.11.21
 

問の内容 関 淳一
候補
渡辺 武
候補


 
健康増進法第25条の受動喫煙防止規定を踏まえ,また人事院の公務職場の禁煙にならい,大阪市関係施設(庁舎,出先,学校,外郭団体等)について,「可能な範囲で全面禁煙の方向で改善」(空気清浄機や喫煙コーナーは不可)していただけますか。
はい@
 

 その他D
 


 
歩道・路上における歩きタバコ(自転車やバイク喫煙を含む)は,周りの歩行者に健康上有害・迷惑であり,かつ傷害・服焦げや防災上,危険ですが,大阪市として歩きタバコを禁止する条例制定(あるいはそれに替わる対策施策,例えば健康増進法第25条の該当対象に歩道を加えるよう要請するとか)が必要とお考えですか。
その他A
 

 はい
 

大阪市は,歩きタバコの人に携帯灰皿を10年近くに亘って配っていて既に1億数千万円を費やしていますが,税金の無駄使いで,かつ歩きタバコを助長しているとお考えですか。
いいえB
 

 はい
 


 
本会の歩きタバコ規制条例の制定要請や,庁舎の禁煙要請に対する例に見られるように,「本問題に関する担当部局が大阪市にはない,従って要望には対応できない」という大阪市の回答は,市民の側からは理解できないことです。要請や問題に即して,全市的に対応・調整する市の組織体制が必要とお考えですか。
その他C

 

 はい

 

自由回答,及びコメント・意見

 候補 渡辺 候補
問1 はい@ 大阪市では「健康都市大阪」の実現に向け, 市民の主体的な健康づくりを進める 「すこやか大阪21」計画において,たばこ対策を最重要課題のひとつとして位置付け, 喫煙の健康への影響についての十分な知識の普及, 未成年の喫煙防止,分煙化の推進,禁煙支援を進め,喫煙率の半減をめざしています。
  健康増進法の趣旨をふまえ, 効果的な受動喫煙の防止を図るため, 大阪市立施設において分煙環境の整備に努めるとともに,  「可能な範囲で全面禁煙の方向で改善」について, その取り組み方法を検討したいと考えています。

問2 その他A 歩行喫煙については,屋外での受動喫煙の健康への影響が明らかになっていませんが,屋外でも他人のたばこの煙を吸うことは,健康に何らかの影響がある可能性は否定できません。また,歩行喫煙はたばこのポイ捨てにつながる行為であり,その防止の観点からも好ましくない行為であると考えています。
  市民の健康を守るという観点やポイ捨ての防止,安全で美しいまちづくりといった観点など,さまざまな面から歩行喫煙の規則のあり方について,今後,検討を行っていきたいと考えます。

問3 いいえB 「ポイ捨てやめよう」という啓発メッセージを印刷した携帯灰皿は,「まち美化パートナー」制度における清掃ボランティア団体の啓発活動の一環として配布されており,ポイ捨て防止の啓発に役立っていると考えています。ボランティア団体からもポイ捨て防止の啓発として有効であり, 引き続き配布したい旨の要望も出ていると聞いています。
 今後とも,より効果的,効率的なポイ捨て防止の啓発を進めていきます。

問4 その他C 歩行喫煙については,市民の健康,まちの美化,火災の防止をはじめさまざまな問題と関連しており,大阪市の関係局が連携し,検討していく必要があると考えています。また,その際に必要であれば,関係局によるプロジェクトチームも作っていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

問1 その他D 公共施設では禁煙の制限が必要です。しかし,他人に迷惑のかからない場所に喫煙コーナーを設けることも一つの方法として否定できません。

 

【以上に関連して,コメントやご意見などございましたら…】
 大阪市は2000年4月に,各行政区にあった保健所を全市に1カ所の保健所に統合し,各区の保健所は保健センターに格下げになりました。さらに2003年4月から保健センターは,区役所の福祉部門と統合され保健福祉センターとなりました。その際に職員の削減が行われ,公衆衛生の機能と体制が弱体化することになりました。保健福祉センターは,禁煙希望者の相談・サポートする役割や,指導者の育成など重要な役割を担っています。各区の保健福祉センターが保健所機能を失った結果,区民にとってもさまざまな不都合が生じています。各区に保健所機能を回復させる取り組みが求められており,公衆衛生の拡充をすすめる必要があります。