大阪市長に2003年8月20日付けで提出した, 「大阪市関係機関の全面禁煙のお願い」の回答が11月13日付けで ありましたので,以下に紹介します。 【総務局人事部厚生課,項目1についての回答】 本市職員が従事する執務スぺースでの喫煙対策については、平成11年4月に「職場に おける喫煙対策に関する指針」を策定し、各職場で空間分煙を基本とする取り組みが順 次進められています。 また、喫煙対策を進めるうえでは、喫煙に伴う健康への影響についての啓発も重要で あり、これまで講習会の実施や職員情報誌に喫煙問題に関する記事を掲載するなど教育 ・啓発に努めてきたところです。さらに、平成14年度から各職場の健康教育、健康相 談の取り組みへ専門スタッフを派遣し、「禁煙についての教育」「禁煙チャレンジセミ ナー」をテーマに講習会等を実施しています。 今後も引き続き、啓発活動を通じて喫煙対策についての問題意識を高めるとともに、 快適な職場環境づくりが一層推進されるよう指導・助言していきたいと考えています。 【総務局総務課,項目1と3についての回答】 大阪市役所本庁舎につきましては、日々多くの方の出入りがございまして、市役所に お越しになる方々が休憩、待ち合わせなどにご活用いただけるよう、1階に市民ロビー を設け、ご利用いただいているところでございます。 庁舎内の喫煙問題につきましては、廊下、エレベーターホール、トイレなどを禁煙と し、1階の市民ロビー内の一角に喫煙コーナーを定め、エアーカーテン式のブース型空 気清浄機を設置し、たばこの煙を発生源で集塵処理を行い、受動喫煙の防止、分煙化を 進めてまいりました。 しかし、現在設置しているブース型の空気清浄機では、空気清浄機から漏れたたばこ の煙、ガス状成分については、集塵処理が行われないため、市民ロビー内に拡散してし まう問題点がございました。 そのため、市民ロビーの空気調和機の外気取り入れを100%にしまして、空気を循環 させず常に新鮮な空気に入れ替わるよう調整を行っております。この方法により、扉の 開閉による自然な換気だけでなく、空気調和機でたばこの煙を吸い上げ排気するため、 空気清浄機から漏れたたばこの煙による汚れた空気を強制的に屋外に排出でき、受動喫 煙を更に防ぐことができるように改善しております。 この改善内容は、現状の機器を用いての改善でありますが、受動喫煙の防止につきま しては引き続き取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。 【健康福祉局健康政策課,項目1についての回答】 本市では、具体的な数値目標を定めた健康づくり計画である「すこやか大阪21」を 推進しているところです。 この計画の中では、たばこ対策を最重要課題のひとつとして位置付け、@喫煙の及ぼ す健康影響についての十分な知識の普及、A未成年者の喫煙防止、B分煙化の推進、 C禁煙支援の4つの対策を進め、喫煙率の半減をめざしています。 健康福祉局としては、平成15年3月に「分煙化推進ガイドライン」を作成・配付す るなど、分煙化の推進に向けた普及啓発を行っているところですが、今後とも本市各部 局及び広く市民に健康増進法や厚生労働省健康局長通知等の趣旨、また効果的な分煙方 法等の情報提供を続け、本市施設を含めた分煙環境の整備に努めていきます。 【教育委員会 学校保健課,項目1についての回答】 受動喫煙防止については、健康増進法の趣旨を踏まえ、各学校園で対応しているとこ ろであり、今後この趣旨の徹底を図ってまいりたいと考えております。