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絵と文 小林 知佳子 |
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スライド1 |
表 表紙
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スライド2
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中 表紙
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スライド3 |
カバくんは サンドイッチやさんです
ご自慢のサンドイッチは こんなにあるよ |
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スライド4 |
作りおえたら 公園に出発! サンドイッチを 売りにいきます |
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スライド5 |
公園についたカバくんは ちょっとひと休み
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スライド6 |
「ケホ ケホ ケホ」 あら 大変です となりのニワトリさんが タバコのけむりで 苦しくなっています 「こんなところで サンドイッチ食べたくないわ」 ニワトリさんは 逃げだしました でも カバくんは そのことに気づきません |
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スライド7 |
「さぁ さぁ サンドイッチだよ パンはしっとり」 「具はぎっしり おいしいよ!」 カバくんは 呼びこみをはじめました 「わぁー おいしそう!」 たくさんのお客さんが 集まってきました |
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スライド8
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「どれにしようかなー 迷っちゃうなぁ」 みんな 選ぶのに時間がかかります 「みんなが決まるまで ちょっとひと休み」 カバくんは タバコを吸いはじめました |
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スライド9
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「ケホン ケホン」 「ゴホン ゴホン」 あら 大変です タバコのけむりを吸いこんで お客さんは 苦しくなっています 「こんなとこにいられないよ ゴホン」 みんな 逃げてしまいました |
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スライド10
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「あれ 誰もいない」 カバくんが気がつくと お客さんは一人もいません 「おいしそうって言っていたのに…」 カバくんは お客さんがいなくなった わけがわかりません 場所をかえてみようか」 |
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スライド11
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「サンドイッチ いかがですか」
カバくんは 歩きながら タバコを吸っています
その時 ひつじの親子が通りかかりました 「わぁ おいしそう!」 子どもが走りだしました |
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スライド12
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「近くにいっちゃだめよ!」 お母さんは 子どもを とめました 子どもの目の高さに タバコの火があったからです やけどをしたり 目に灰が入ったりしたら 大変です お母さんは 子どもを抱いて 逃げだしました。 |
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スライド13
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カバくんは みんなが 急に 逃げだすわけが わかりません そしてサンドイッチが 一つも売れなくて 泣きたい気もちです 「なんでだろう? とってもおいしい サンドイッチなのに…」 |
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スライド14 |
「あ そうだ!」 そのときカバくんに あるアイディアが うかびました |
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スライド15 |
次の日 カバくんは 公園にいくと かん板を立てました 「毎度ありがとうございます カバのサンドイッチやです このたびは よりよいお店にしたいと思い みんなに お店への意見を 書いてほしいと思います よろしくおねがいします カバ」 そして次の日… |
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スライド16 |
こんなにたくさんの手紙が 寄せられました カバくんは やっとわかりました 「タバコが原因だったんだ」 そして 知らないうちに こんなに迷惑をかけていたことを とってもはずかしく思いました |
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スライド17 |
カバくんは みんなに 呼びかけました 「今まで タバコでみんなに 迷惑をかけて
ほんとうにごめんなさい ぼく もうタバコは吸いません もう みんなの困った顔は見たくありません おいしいっていう 笑顔が見たいんです」 |
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スライド18 |
それから
カバくんの サンドイッチやさんは 大人気 みんな きれいな空気の中で 安心して
サンドイッチを 食べています なにより カバくんのサンドイッチは とてもおいしいんです |
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スライド19 |
裏表紙 |
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(制作・発刊 NPO法人「子どもに無煙環境を」推進協議会2004年1月発刊)