「時間分煙」認めない方針 厚労相

2018年7月11日05時00分 朝日 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13579465.html?iref=pc_ss_date 

 

 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案を審議する10日の参院厚生労働委員会で、加藤勝信厚労相は特定の時間だけを禁煙とする「時間分煙」を認めない方針を示した。一部の時間でも喫煙ができる場合、禁煙の時間帯も含めその店舗は喫煙店扱いとし、20歳未満の従業員や客の立ち入りは終日禁じられる。

 立憲民主党の石橋通宏氏への答弁で、加藤厚労相は「喫煙可能な時間が1時間のみだったとしても、その店舗は喫煙可能な場所という位置づけになる」と述べた。飲食業界は、禁煙にする時間帯は喫煙店にみなさない「時間分煙」を容認するよう求めていた。

 同日午前にあった参考人質疑で、田中秀樹・全国生活衛生同業組合中央会副理事長は「禁煙時間も20歳未満の立ち入りが禁止となれば、収益減や人手不足につながりかねない」と訴えた。