受動喫煙防止条例制定へ 北海道が検討開始 6月にも骨子まとめる

2019/03/11 19:58 北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/285239 

 

 道は11日、受動喫煙防止条例の制定に向け、有識者による初の専門部会を開き、6月下旬にも条例骨子をまとめることを確認した。受動喫煙対策を盛り込んだ改正健康増進法が全面施行する2020年4月までに、条例案の成立を目指す。

 道医師会や道商工会議所連合会、道町村会などの関係者13人で構成。飲食店やたばこ販売業者、観光業者、がん患者団体などから4月中に意見を聞き、骨子を固める。その後、パブリックコメント(意見公募)を行い、素案に反映させる。

 条例案を巡っては当初、道議会全5会派が議員提案で条例制定を目指していたが、喫煙する道議を中心に異論が出て、議論が中断。道医師会などから早期に制定するよう要望を受け、道が条例案の策定作業を引き継ぐ異例の事態となった。

 道議による条例検討委員会は17年、医療施設や小中高は敷地内禁煙、官公庁や体育館などは施設内禁煙とすることなどを盛り込んだ原案を作成。道の専門部会は、この内容と改正健康増進法を踏まえて検討する。

 道内のがん死亡者は、男女共に肺がんが最も多い現状などを受け、専門部会では「条例を制定し、受動喫煙対策を推進する必要がある」との方針も確認した。