JT完全民営化へ 維新・希望 法案共同提出

JT=日本たばこ産業の完全な民営化に向けて、日本維新の会と希望の党は、政府が保有するすべての株式を売却するとした法案を参議院に共同で提出しました。

日本維新の会と希望の党が提出した法案では、JT=日本たばこ産業の完全な民営化に向けて、法律の施行後3年以内をめどに、政府が保有するすべての株式を売却するとしています。

また、JTが国産の葉たばこをすべて買い入れている仕組みを廃止したうえで、政府に対し、葉たばこ農家などの減収を補填(ほてん)する措置などを講じるよう求めています。

法案を提出したあと、希望の党の松沢代表は記者団に対し、「なぜ健康に害のあるたばこの会社の株式を政府が持って、守らないといけないのか。世界の先進国を見ても、日本だけで極めていびつな『たばこ利権』につながっている」と述べました。