山形県の施設で1日から全面禁煙

2019/07月01日 12時51分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190701/6020004170.html

 

東北6県で初めて受動喫煙対策を盛り込んだ山形県の条例が1日から施行され、県が管理する施設では、原則、敷地内すべてが禁煙になりました。

県の受動喫煙防止条例は、受動喫煙を防ごうと去年12月に制定され、1日から、県庁や県が管理する施設あわせて74か所で、建物を含む敷地内が禁煙となります。
このうち県庁では、午前中、敷地内にあった喫煙所が閉鎖され、職員が灰皿を撤去したり、禁煙になったことを知らせるポスターを貼ったりしていました。
また、警察署や交番、それに駐在所など、警察が管理する県内のすべての施設で、1日から敷地内が禁煙になりました。
県の条例は、国の法律よりも踏み込んだ対応を求めていて、学校や病院、役場などは屋外にも喫煙所を設けないよう努めることになっているほか、個人経営の飲食店なども、自主的に受動喫煙対策に努めるとされています。
県総務厚生課の八矢一博課長補佐は「県が率先して受動喫煙防止に取り組みたいと考え、喫煙場所を撤去した。県民をあげて受動喫煙の防止に取り組んでもらいたい」と話しています。
一方、県庁に隣接する県議会は、引き続き屋外に喫煙所を設けていますが、議会事務局によりますと、県が管理する施設ではなく、不特定多数の人が傍聴に来ることなどから「撤去する予定はない」としています。