受動喫煙防止条例成立へ 都議会開会

2018/6/12 17:34 日経 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3166410012062018CC1000/ 

 

 東京都議会の第2回定例会が12日、開会した。従業員を雇う飲食店は面積にかかわらず原則屋内禁煙とする受動喫煙防止条例案が審議される。条例案は最大会派の都民ファーストの会、公明党が賛成する方針で、27日の本会議で可決・成立する見通し。

 小池百合子知事は所信表明演説で「まさに『健康ファースト』の政策だ。『人』を守るとの強い信念で、五輪・パラリンピックのホストシティーにふさわしい対策を推し進める」と述べた。

 健康増進法改正案は客席面積100平方メートル以下の飲食店で喫煙が可能としているのに対し、条例案はより厳しい内容。加熱式たばこは同法改正案と同じく、専用室を設ければ飲食しながら喫煙できるようにする。

 定例会の会期は、12日から27日までの16日間。都内のホテルや旅館の宿泊者に対する宿泊税について、2020年東京五輪・パラリンピックの期間を含む3カ月間に非課税とする改正条例案も審議される。