「喫煙者は採用しません」長崎大8月から 学内に無料の禁煙外来開設も

2019/4/22(月) 12:11配信  西日本新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00010005-nishinpc-soci

 

 長崎大は19日、今年8月以降、喫煙者を教職員に採用しない方針を明らかにした。大学内の全面禁煙化は全国的な流れだが、喫煙の有無を採用基準にするのは初めての試みという。

 長大によると、本年度から教職員の募集要項で「喫煙者の不採用」を明記しており、面接時に確認、禁煙を誓約してもらう。罰則規定はない。民間企業で喫煙者の不採用が広まっていることも導入の背景にある。

 学内に5月から無料の禁煙外来を開設し、たばこを吸っている教職員や学生の禁煙も後押し。8月に学内の全面禁煙と教職員の勤務時間内の喫煙禁止を始め、来春には、たばこやライターなどの学内持ち込みを禁止する予定という。

 長大保健・医療推進センター長の調漸(しらべすすむ)学長特別補佐は「教職員の健康を害するだけでない。学生は教員の背中を見て育つので、教育の場に喫煙者はふさわしくない」と話す。昨年度、長大の教職員の喫煙率は8%だった。