鈴木俊一五輪担当大臣定例記者会見

2017/9/12 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/statement/2017/0912speech.html  

 

(記 者)
 2020年大会に向けた受動喫煙対策の動きでお伺いします。東京都の小池都知事が先週、受動喫煙対策をめぐって罰則付きの条例を都で制定する方針を明らかにしました。

内容を見ると、屋内を原則禁煙とするなど国政レベルでも検討されてきた、いわゆる厚生労働省案に近く、内容がかなり厳しいものになっています。

大臣はこれまで、党内での議論などでも対策の必要性を訴えつつも、厳し過ぎる規制には慎重な姿勢も示されてきましたが、その点も踏まえて、今回の東京都の対応に対する御所感をお願いできますでしょうか。


(大 臣)
 望まない受動喫煙はきちんと対策を立てるということについて、もはや国民的合意であると思いますし、私も常々そのことについてその思いで発言してきました。

今回東京都でまとめた条例の案ですが、やはりオリンピック・パラリンピック開催都市としての一つの考え方を取りまとめられたのだと思っております。

御承知のとおり、2010年にWHO、IOCがたばこフリーの大会を目指すということで合意していますし、それを受け2015年にオリパラ基本方針を閣議決定し、その中にも同様のことが書かれています。

オリンピック・パラリンピック担当大臣として、当然基本方針に沿って実現すべく、努力したいと思います。国の法律ですが、まだ国会提出されていないという状況です。

従来の経緯もあるので、与党とよく対応し、よくすり合わせていただき、厚労省の所管ですが、早く提案を出し国会で成立していただきたいと思っています。