受動喫煙防止対策、反対派・賛成派が署名提出

TBS News 2017/4/26 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3039117.html  


 受動喫煙の防止対策をめぐって、反対派と賛成派のそれぞれが集めた署名を厚生労働省に提出しました。反対派の署名の数は賛成派の30倍にのぼっています。


 26日午後、日本たばこ協会や飲食店の業界団体などが厚生労働省を訪れ、受動喫煙の対策で飲食店の屋内を原則禁煙にする厚労省の規制の案について反対の署名を橋本副大臣に提出しました。「店舗ごとに喫煙・禁煙・分煙を自由に選べるようにするべき」と要望しています。

 その3時間後、今度は規制に賛成する日本肺がん患者連絡会などが厚労省を訪れ、効果のある対策が必須だとして、集めた署名を塩崎大臣に手渡しました。署名の数は反対派が116万人分を超え、賛成派の3万8000人分の30倍にのぼりました。

 国内の受動喫煙対策をめぐっては、厚労省が今の国会に法案の提出を目指していますが、自民党内では反対の声で部会が開けず、議論が停滞しています。