厚労省案、都内9割の店「喫煙可能に」…都調査

2017年12月12日 07時55分  読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/20171209-OYT1T50016.html 

 

 非喫煙者がたばこの煙を吸い込む受動喫煙対策を巡り、店舗面積150平方メートル以下の飲食店の喫煙を認めるとする厚生労働省案が実現した場合、「東京都内の9割以上の店で喫煙可能となる」ことが都の調査でわかった。

 一方、都が施行を目指す屋内禁煙条例のたたき台では30平方メートル以下の店で喫煙を可能としており、この案であれば、喫煙できるのは「3~4割程度」にとどまるという。8日の都議会の一般質問で都側が答えた。

 都によると、今年7~8月、都内2万店の飲食店を対象に店舗面積を調査し、一般飲食店3634店、バーやスナックなど遊興飲食店2824店から回答を得た。この調査の結果、150平方メートル以下の割合は、一般は92・3%、遊興が95・3%に上った。30平方メートル以下の割合は、一般31・3%、遊興46・2%だったという。