本会は、大阪府内のタクシー禁煙化の要請を、禁煙治療の保険適用病院(大阪府医師会と
病院協会には周知・指導を要請)、及びタクシー会社下記の後半に記載にお送りしました。

 

平成20年(2008年)12月17日

 

大阪府内の禁煙治療の保険適用病院 院長 様

 

NPO法人「子どもに無煙環境を」推進協議会

540-0004 大阪市中央区玉造1-21-1-702

http://www3.ocn.ne.jp/~muen/

TelFax06-6765-5020煙学会

病院の待合タクシー等を「禁煙タクシー」限定としてください

 

謹啓、禁煙治療など大阪府民等の健康づくり医療のご尽力に感謝申しあげます。

さて、受動喫煙の危害から、子ども・非喫煙者の健康を守り、また未成年喫煙の撲滅、喫煙者の禁煙推進に本会は取り組んでいるところですが啓発ポスターカレンダーなど資料別添)、タクシー禁煙化についてもこれまで、同封の要請書をタクシー協会タクシー会社等に提出するなど、繰り返しお願いしてまいりました。大阪府内においても、既に国際興業大阪タクシーMKタクシーなどが全車禁煙としている他、一部禁煙タクシーを導入している会社(十社余)及び個人タクシーが少なくないようです。

しかし、大阪タクシー協会など業界での全面禁煙化は他の都府県(30余、別添にマップ)に遅れを取っており、乗務員と乗客の受動喫煙の危害が憂慮される現状です。同封スクラップ(京都市立病院、1月より禁煙タクシーのみに限定)の事例のように、禁煙治療の保険適用施設(大阪府内に約650)は敷地内禁煙が義務づけられていることからも、待合タクシーや出入りするタクシーを禁煙タクシーに限定することは合理的なことと考えます。

 

貴病院におかれましては、入院や外来患者、家族や見舞いの方々、ひいてはタクシー乗務員の方々の受動喫煙危害防止と健康のために、待合・出入りタクシーを禁煙タクシーに限定されるようお願い申しあげます

そしてこの決定は、大阪府内外のタクシー禁煙化を促すことにより、大阪府民・国民の受動喫煙の危害防止と健康に多大の寄与をすることになると存じます。お力をよろしくお願い申しあげます。

敬 具

 

 

平成20年(2008年)12月17日

 

大阪府内のタクシー会社 社長 様

 

NPO法人「子どもに無煙環境を」推進協議会

540-0004 大阪市中央区玉造1-21-1-702

http://www3.ocn.ne.jp/~muen/

TelFax06-6765-5020煙学会

 

大阪府内の各社のタクシー全面禁煙化をお願いします

 

謹啓、貴社益々ご清栄のこととお慶び申しあげます。日頃は公共交通としてのタクシー業務にご尽力のこと、感謝申しあげます。

さて、受動喫煙の危害から、子ども・非喫煙者の健康を守り、また未成年喫煙の撲滅、喫煙者の禁煙推進に本会は取り組んでいるところですが、タクシー禁煙化についてこれまで、同封の要請書をタクシー協会等に提出するなど、繰り返しお願いしてまいりました。大阪府内においても、既に国際興業大阪タクシーMKタクシーなどが全車禁煙とされている他、一部禁煙タクシーを導入している会社があるかにお聞きしております。

 

貴社におかれましても、乗務員と乗客の受動喫煙の危害防止と健康のために、自主的にタクシーの全車禁煙化を早急にご決断いただき、かつタクシー協会・業界においても足並みを揃えて「全タクシーの禁煙」を早急に進めるよう、お力をお願い申しあげます。



参考までに:

同封スクラップ(京都市立病院、1月より禁煙タクシーのみ)の動きが大阪府内の病院に波及する動きもあるやに聞き及んでおります。禁煙治療の保険適用施設(病院・医院など)が大阪府内には約650あって急増しつつあり、これら施設は敷地内禁煙が義務づけられていますので、出入りするタクシーが禁煙タクシーに限定されることは合理的なことで時間の問題と考えているところです。 

敬 具

 

 

参考資料:
客待ち 禁煙タクシーのみ 1月から京都市立病院、患者の受動喫煙防ぐ/京都
(京都新聞 2008.12.5

 

 京都市立病院(中京区)は4日までに、敷地内の待合タクシー(最大12台)を来年1月からすべて禁煙タクシーとする方針を決めた。すでに病院内は全面禁煙としており、受動喫煙ゼロに向けタクシー会社に協力を求めていく。
 市立病院では、2006年7月から敷地内禁煙を実施しているが、市内で走る禁煙タクシーが少なかったことなどから、待合タクシーについては禁煙を見送ってきた。
 しかし、最近では禁煙タクシーが増え、社団法人全国乗用自動車連合会(東京都)によると、京都府内の禁煙タクシー台数も今年5月1日現在、883台(個人タクシーを除く)と近畿2府4県で最も多くなっている。こうした実情を踏まえ、禁煙タクシー以外の乗り入れを原則禁止することにした。
 来年1月5日から、喫煙可能なタクシーは敷地内で待合できなくなるが、患者らが自ら呼んだり、病院に乗り付ける場合は、乗り入れを制限しない方針という。
 すでに、待合タクシーの運転手に喫煙タクシーの待合禁止を告知するビラを配布しており、今後、市内のタクシー会社にも協力を呼び掛けていく。
 市内最大手の弥栄自動車(下京区)は、「府内の病院ではまだ聞いたことがないが、禁煙タクシーは全国的な流れで、まったく問題ない」と協力していくという。

 

 

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