本会は以下を提出しました。なおNPO法人日本禁煙学会も同趣旨を公表しています。2010/9/30
2010年10月1日からのタバコ税率の引き上げにあたっての声明、及び
政府・政党への要請 −タバコ税率を更に引き上げ、タバコ規制施策を進め、 禁煙治療の保険適用の要件を緩和すべきです− 2010年9月30日 NPO法人「子どもに無煙環境を」推進協議会 〒540-0004 大阪市中央区玉造1-21-1-702 Tel・Fax 06-6765-5020
今回の引き上げは、「平成22年度税制改正大綱」で、「…たばこ税については、国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するため、将来に向かって、税率を引き上げていく必要があります。…たばこ法制について、現行のたばこ事業法を改廃し、たばこ事業のあり方について、上記のたばこ関係者の生活や事業の将来像を見据えて、新たな枠組みの構築を目指すこととします。」で決定されたことですが、 推進施策への充当を進めるなど、以下の施策の中に税率の大幅引き上げを正しく位置づ けつつ (参考1:平成23年度税制改正要望ヒアリング資料 参考2:タバコ規制4法案制定および受動喫煙防止法制定の請願書 http://www.nosmoke55.jp/action/1006ban.html ) 2. 今回のタバコ税率の引き上げ(1箱110〜140円前後の上げ)を期に、禁煙治療外来を訪れる禁煙希望者が急増していて、マスメディアでも報じられています。 なくし、治療効果の高い若年層(未成年者を含む)も禁煙治療が可能とする。 期間の制限を撤廃する。 (参考3:禁煙治療に保険が使える医療機関 参考4:禁煙治療の保険適用の要件緩和、及び歯周疾患対応の保険新設の要請 http://www.eonet.ne.jp/~tobaccofree/chiryokaitei910muen.htm ) 3. 日本たばこ産業(JT)、販売・耕作組合、関連労働組合は、タバコ税・価格の引き上げに毎回強く反対し続けていますが、毎年5%以上はタバコ税収も製造販売側収益も確実に減っていっていて、タバコ税・価格が110〜140円前後引き上げられる今後1年は25%減とJTは試算しているのですから、これによる製造販売耕作側の収益は現状のままではじり貧です。 再度大幅に引き上げていくことでしか収益は確保できないのは衆目の一致するところです。(税率引き上げの政府の見解は、1項の税制大綱の「国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するため」で税収や製造販売耕作側の収益には全く触れていませんが) (なおJTが製造するタバコに国内産の葉のみを使うことにすれば、国内の葉タバコ農家は全く困らないことになることを付言しておきます。) タバコ耕作農家・タバコ小売業者の経営悪化防止と円滑な転作、他業種への移行がはかられるよう、国とJTが責任を持つべきです。
※この声明は、要請書としても、政府(首相官邸、厚生労働省、財務省、内閣府税制調査会、中央社会保険医療協議会(中医協))、政党へも提出いたしました。 |