体中、タバコいやって言ってるよ

  絵と文   橘 内 兼 広

                 

 

 

表紙 カバー

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 表紙 カバー 

 

                    ( )は読まなくてよいです。

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                    (1)

 登場する体の中の者たちを紹介します。   
                    (12を示して紹介してもよい)
 いちばん上にCO2 (二酸化炭素)くん、左はしにニコチン・タールくん
 (一身同体)、右はしにCO(一酸化炭素)くんがいます。  
 
 向かって左はしから、肝臓くん、気管支くん、胃袋くん、腸くん、手くん、
 口くん、鼻くん、肺くん、下へいって血液くんとO2 (酸素)くん、血管く
 ん、心臓くん、脳みそくん、赤ちゃん、お医者さんです。  
 
 登場人物を紹介したので、そろそろお 話に入りたいと思います。
 

スライド 2

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                      (2)

 「ぼくは、肝臓。肝臓くんと呼んでください。  
  ぼくは、みんなの体の中で、どんなことをしているかというと、みんな
 の食べ物が、まず胃袋くんに入ってきて、それから腸くんに入っていき
 ます。

 ぼくは、胃袋くんや腸くんがよくかんでくれたものの中から、体に必要な
 栄養を集めておくところなんだよ。  
  
  みんなのおうちでいうと冷蔵庫みたいなものかなぁ。
 集めた栄養をどうするかって? それはね、血液くんにたのんで、
 みんなの体の中に送っているんだよ。だからみんなの体がどんどん
 大きくなるんだ。
 
  それと、ぼくにはもう一つ、大事な仕事があるんだよ。  それはね、
 体の中に入ってきた毒を、分解する(こわす)ことなんだ。
 毒がたくさん体の中に入ってきたら、死んでしまうだろー。
 でも最近、体の中に、毒がたくさん入ってきているんだよ。

 それで、ぼくは今、とっても困っているんだ。  
 悪い毒を入れているのは、胃袋くんかなー? それとも腸くんかなー? 
 二人のところへ行って聞いてみよう。」  
 肝臓くんは、胃袋くんと腸くんのところへ出かけました。
 

  

スライド 3

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                    (3)

 「胃袋くん、腸くん、こんにちは。」
 「やあ、肝臓くん、こんにちは。」  
 「やー、肝臓くん、どうしたんだい。きみがこんなところへ来るなんて。」

 「きみたちに聞きたいことがあるんだ。」
 「なんだい。」
 「きみたちかい。体の中に毒を入れているのは。」
 「ちがうよ、ぼくたちじゃないよ。実は、ぼくたちも困っているんだよ。」

 「ぼくたちの体、見てくれよ。体に毒がくっついて、落ちないんだ。」
 「そういえばきみたち、顔色が悪いなあ〜」
 「なにか知らないけど、上の方からどんどん毒が入ってくるんだ。」
 「じゃあ、みんなで、毒がなんで入ってくるのか、調べてみよう。」  

 肝臓くんと胃袋くんと腸くんは、食道を通ってどんどん上へ上がって
 行きました。
  

スライド 4

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                    (4)

 「なんだ、これは! 毒でまっ黒になっているよ〜!!
 「おーい、助けてくれー。」
 「だれの声だ。」
 「ぼくだよー、ぼくだよー。」
 「声はするけど、どこだろぅ?」
 「ここにいるよ〜」

 みんなで、ようーく見てみると、気管支くんがいました。

 「きみ、気管支くんかい。」
 「そうだよ。毒で体中がまっ黒さ。毒が入ってこないように、
 いっしょけんめい、せきをするんだけど、どんどん上の方から毒が
 入ってくるんだ。」

 「それは、大変だ! きみは病気のようだから、休んでいてくれ。
 ぼくたちが、毒がなんで入ってくるのか調べてくるから。」
 「わかったよ。たのんだよ。」  

 肝臓くんと胃袋くん、腸くんは、どんどん上の方へ行きました。
 そして、口くん、鼻くんに会いました。

スライド 5

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                    (5)

 「鼻くん、口くん、こんにちは。」
 「肝臓くんに、胃袋くんに、腸くんじゃないか。どうしたんだい。」
 「毒が体の中に入ってきていて、みんな困っているんだ。
 それで、なぜ毒が入ってくるのか、調べているんだ。
 きみたちも毒でまっ黒だね。」

 「ぼくたちは、においや味で、毒かどうか調べることができるんだ。
 でも、もう毒におかされて、マヒしてしまっているんだ。」

 「いったい、だれが毒を体の中に入れているんだ。」
 「よくわからないけど、毒を吸うのは、肺くんじゃないか。」 と、
 口くんが言いました。

 「じゃあ、肺くんのところへ行ってみよう。」

スライド 6

 

 

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                    (6)

 肺くんのところへ行ってみると、みんなは驚きました。
 肺くんは病気でやっと息をしているようでした。
 「どうしたんだい? 肺くん」

 (しんどそうに、弱々しく) 
 「どうしたもこうしたもないよ。毒がどんどんぼくの体の中に入ってきて、
 もう体中がまっ黒だよ。  ぼくの仕事は、吸った息の中から、
 O2(酸素)くんを、血液くんにたのんで、みんなの体の中に送って
 もらうことなんだ。 

 そして、体の中でいらなくなったCO2(二酸化炭素)くんを、体の外に
 はき出しているんだ。  

 きみたちが全力で走った後、息をハアハアさせるだろう。その時は、
 ぼくもいっしょけんめいO2(酸素)くんを体のすみずみまで送って、
 走る前の状態に早くもどれるようにしているんだ。
 でも、もうそれもできないよ。」

 「肺くん、どんな毒が入ってきているのか、知っているかい?」
 「ぼくが知っているのは、白いけむりのようものがたくさん入ってきて、
 そのけむりの中に、体中をまっ黒にするタールと、CO(一酸化炭素)
 いう毒と、体をしびれさせるニコチンとかの毒が入っているみたい
 なんだ。  
 ぼくの他にも、血液くんや、血管くんや、心臓くんも、みーんな、
 困っているみたいだよ。」

 「じゃあ、みんなで血液くんのところへ行ってみよう。」

スライド 7

 

 

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                      (7)

 「血液くん、こんにちは。いつも栄養を運んでくれてありがとう。」
 と、肝臓くんが言いました。
 血液くんは、元気がないようです。
 「どうしたんだい。血液くん。」

 「実はすご〜く困っているんだ。ぼくの体が、O2(酸素)くんより、
 毒のCO(一酸化炭素)と仲よくなってしまうんだ。  

 CO(一酸化炭素)が体の中にたくさん入ると、死ぬこともあるんだ。
 みんなも、火事の時、手ぬぐいやハンカチで口をおさえて、
 煙を吸わないようにして逃げるのを、テレビなんかで見たことがある
 だろう。  
 火事で死ぬのは、やけ死ぬんじゃなくて、ほとんどの場合は、
 煙の中のCO(一酸化炭素)のような毒ガスを吸って死んじゃうんだよ。
 
 肺くん、毒ガスのCO(一酸化炭素)を入れないようにすることは
 できないかい。」

 「血液くん、ぼくの力ではどうすることもできないんだ。ごめんよ。」
 「このごろ、血管くんのぐあいが悪いみたいで、肝臓くんからの栄養や、
 肺くんが送ってくれるO2(酸素)くんを体の中に運んでくれないんだ
 よ。」  と、血液くんが言いました。

 「栄養やO2(酸素)くんを、体の中に送られなくなったら大変だ。
 手くん、足くん、それにぼくたちも動くことができなくなっちゃうよ。
 大変だ、大変だあ。」

 「ようし、みんなで血管くんのところへ行ってみよう。」

スライド 8

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                    (8)

 「血管くん、こんにちは。きみは、なぜこのごろ、ぼくを通して
 くれないんだい?」

 「やあ血液くんか、ぼくのせいじゃないよ。ぼくも病気なんだよ。」
 「へえー、きみも病気?」

 「そうだよ、最近体の調子が悪くって、どんどん体がかたくなるし、
 ぼくのが狭くなってしまっているんだ。それで、きみを通したくっても、
 通せないんだよ。
 だれかがどんどんぼくの体の中に毒を入れているんだよ。
 ニコチンとかタールとかいう毒だということはわかっているんだ。」

 「だれがそんな毒を入れているのかなあー。
 ぼくの大事な友だちの、心臓くんに聞いてみよう。」
 と、血液くんが言いました。

 「それじゃあ みんなで心臓くんのところへ行ってみよう。」

スライド 9

 


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                    (9)

 「心臓くん、こんにちは。」
 「やあ、みんなどうしたんだい。」
 「だれか、体の中に毒を入れているやつがいるみたいなんだ。
 心臓くん知らないかい。」

 「それがわからないんだよ。ぼくも、体の中に血液くんを運ぼうと力んで
 いる(血圧を上げている)のに、なかなかうまくいかないんだ。  
 それに、実はぼくも、毒にやられて困っているんだ。

 一生働き続けるぼくの筋肉に必要な、O2(酸素)くんと栄養を運ぶ
 周りの血管くんが、少しつまっているみたいで、ドッキンドッキンする
 ことがよくあるんだ。」
 
 「ごめん、心臓くん、ぼくが毒にやられて、病気になったからだよ。」
 と、血管くんが言いました。

 みんなは、
 「だれなんだ ぼくたちの体の中に毒を入れているのは!!
 と、叫びました。

 「体の外から入ってくるのだから、口くん知らないかい。」
 口くんは考えました。

 「そういえばー、肺くんが言っていた白いけむりのようなものを、
 ぼくのところへ運んでくるのは、手くんのような気がするなぁー。」

 「じゃあ、毒を体の中に入れている犯人は、手くんか? ようーし、
 みんなで手くんのところへ行こう。」

 そして、みんなで手くんのところへ行きました。  
 

スライド 10

 


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                   (10)

 「手くん、こんにちは。」
 「なんだ、きみたちは体の中の者たちじゃないか。」
 「手くんに、聞きたいことがあるんだ。」

 「なんだい。」
 「君かい、体の中に悪い毒を入れているのは。」
 「毒? なんのことだい。」
 「食べ物じゃなくて、白いけむりが出るものだよ。」
 と、口くんが言いました。

 「食べ物じゃなくて白いけむりが出るもの? うーん〜〜〜、
 なにかなあ」 手くんは考えました。

 「わかった、タバコだ。」
 「タバコ??」 みんなは、顔を見合わしました。

 「口くんのところへタバコを持っていくのはたしかにぼくだよ。
 でも、ぼくはある人に命令されてやっているんだ。
 その人の命令なしでは、ぼくは、動くことができないんだ。」

 「その人とは、いったいだれなんだい その人が命令して、
 ぼくたちの体の中に毒を入れて、みんなを困らせているんだ

 「手くん、その人とは、いったいだれなんだい。」
 「それは、脳みそくんだよ。」
  「脳みそくん??!!」 と、みんなは、びっくりして叫びました。

 「じゃあ、みんなで脳みそくんのところへ行ってみよう。」
 みんなで脳みそくんのところへ出かけました
 
 

スライド 11

 

 

 


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                   (11)

 みんなは脳みそくんの部屋につきました。
 ドアをたたいて中へ入ると、部屋の中はタバコの煙でいっぱいでした。

 「うわあぁー」 と、みんなは叫びました。
 「このにおいだ この煙 この毒だよ 
 ぼくらを困らせているのは。」  と、みんなはまた叫びました。

 「なんだい、きみたちは?」と、脳みそくんが言いました。
 「ぼくたちは、きみの体の中の者たちだよ。」
 「なにか、ぼくに用かい
 「きみがタバコを吸っているおかげで、みんな病気になっているんだよ、
 脳みそくん。タバコを吸うのは、やめてくれないかい。」

 「いいじゃないか、タバコくらい吸ったって。そんなに目くじらをたてる
 こともないだろ。」
 「みんなが、体のぐあいが悪くなって困っているのに、なんでタバコを
 吸うんだい。」 と、みんなが言いました。

 「大人ってタバコを吸っているだろー。テレビや映画でも、有名な人が
 タバコを吸っているじゃないか。かっこいい俳優や、きれいな女の人も
 タバコを勧めているだろう。タバコってどんなに良いものなのか、って
 ぼくらが興味をもつのは当たり前だろ。  

 吸い始めたころはむせたけど、その内、タバコの中のニコチンくんが、
 タバコ吸えタバコ吸えって、それはうるさくってねぇ。」

 「それ、もしかしてニコチン中毒って言うんじゃない 
 ニコチンの言うままに吸っていて、ぼくたちが病気になったら、
 脳みそくん、きみだって病気になるんだよ。
 みんなが本当に困っているんだから、タバコを吸うのはやめて
 くれないかい。」 と、みんなが頼みました。

 脳みそくんはちょっと考えました。
 「それじゃ、本当にタバコが病気の原因かどうか、病院へ行って、
 お医者さんに聞いてみよう。そしてきみたちの病気も見てもらおう。」

 「本当かい、それは。ありがとう、脳みそくん。」
 それでみんなは、病院へ出かけました。  

スライド 12


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                   (12)

 「お医者さん、ぼくの体の中の者たちが病気かどうか、見てください。」
 と、脳みそくんが言いました。  

 お医者さんは、肝臓くんや胃袋くん、肺くんたちみんなの体を見て
 くれました。
 (体の中の者たちをここで示して紹介する)  

 聴診器をあてて音を聞いたり、レントゲンをとって中の様子を調べたり、
 血液やおしっこの検査、それに体の中もカメラで見てくれました…。

 検査の結果がでました。
                                         

スライド 13

 

 

 

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                   (13)

 脳みそくんを呼んで、お医者さんは言いました。
 「きみの体の中の者たちは弱っているよ。病気になりかけている者も
 いるよ。レントゲン写真やカメラで中の様子を見せましょう。  

 肺くんや、気管支くん、それに胃袋くん、腸くんなどの様子を見て
 ごらん。 みんな黒くなったり、元気がないだろう。
 この黒いのは、タールというもので、発ガン物質なんだ。

 これがたくさんつくと、ガンという病気になって死んでしまうんだよ。  
 このままだとみんなガンになってしまうよ。
 脳みそくん、きみはなにか、体によくないこと、していないかい
 脳みそくんは答えました。

 「タバコ、というものを吸っていますが…」
 「そうーか、それでみんな弱っているんだな。」
 と、お医者さんが言いました。 お医者さんは、また話をはじめました。

 「脳みそくん、タバコは、本当に体に悪いんだよ!!
 タバコには、体に良くないものが、二百種類以上も含まれているんだ。
 それがみんなを苦しめているんだよ。  

 タバコを吸うと、タールやニコチンという毒や、CO(一酸化炭素
 という毒が、体の中に入ってしまい、いろいろな病気を引き起こすんだ。  

 この毒で、胃袋くんや腸くんが病気になったら、胃袋くんや腸くんは、
 肝臓くんに栄養を送ることができなくなるんだ。  
 
 肝臓くんが病気になったら、肝臓くんは、血液くんに栄養を渡すことが
 できなくなり、体に栄養が行かなくなるんだ。
 そうなったらどうなると思う。きみの体は動かなくなり、成長することも
 できなくなるんだよ。  

 この毒で、肺くんが病気になって動けなくなったらどうなると思う。
 体に必要なO2(酸素)くんを、血液くんに渡すことができなくなる
 んだ。
 そうなったら、きみの脳細胞がこわれて、きみが動かすことのできる
 手くんや足くん、口くんなど、みーんな動かなくなってしまうんだよ。  

 ニコチンという毒は、血管くんをかたくしたり(動脈硬化)
 中を狭く細くさせてしまうんだ。血管くんが病気になったら、血液くんや
 心臓くんが力を合わせてO2(酸素)くんや栄養を体中に運ぼうとして
 も、運べなくなってしまうんだ。  

 心臓くんの周りの血管(冠状動脈)が狭くなって、もしつまってしまった
 ら、心臓くんの筋肉にO2(酸素)くんや栄養がいかなくなり、心臓くんが
 死んでしまうこともあるんだよ(心筋梗塞)。  

 脳みそくんの血管の中でも、もし同じように血管がつまったり、血管が
 破れたりしたら、大変なことになるんだよ(脳梗塞や脳出血)

 手くん、足くん、口くんが動かなくなったり、言葉が話せなくなったり、
 意識を失ったり、死ぬことだってあるんだ。
 それでも、きみは、タバコを吸うのかい。脳みそくん
 と、お医者さんは強く言いました。

スライド 14

 

 

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                   (14)

 その時です。
 「脳みそくん、脳みそくん。」 と、小さな声がしました。
 「だれだろう」 脳みそくんは、耳をすませました。

 その声は、お母さんのおなかの中から聞こえてきました。
 「きみは、だれだい」 と、脳みそくんが聞きました。

 「ぼくは、お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんだよ。脳みそくんに
 お願いがあるんだ。ぼくもタバコの毒で、苦しんでいるんだよ。  
 ぼくのお母さん、ぼくがおなかの中にいるのに、お付き合いとか
 なんとか言って、ときどきタバコを吸うんだ。

 そのたびにぼくは息ができなくなったり、栄養がこなくって、死にそうに
 なるんだ。  

 ぼくたちの仲間は、タバコの毒で死んでしまったり、早く生まれたり、
 病気をもって生まれたりして、一生苦しんで生活しなければならない
 こともあるんだ。  

 それに、たとえお母さんがタバコを吸わなくっても、周りで吸われると、
 ぼくのところまで毒が来て、苦しいんだよ。  

 生まれてくるぼくたちを守るために、 どうかタバコを吸わないで 
 周りでもどうかタバコを吸わないで お願いです。」
 と、赤ちゃんが言いました。

スライド 15
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                   (15)

 「タバコってそんなによくないの」 と、脳みそくんはつぶやきました。
 脳みそくんは思いました。
 「タバコを吸うと、体の中の者たちに毒を送ることになり、体の中の
 者たちを病気にしてしまうのか。これは悪いことをしてしまった…。  

 ぼくは知らなかった。ぼくが、こんなにみんなに迷惑をかけていた
 なんて。  大事な体の中のみんなのためにも、 ぼく自身のためにも、
 そして、 赤ちゃんや周りのみんなのためにも、 タバコはやめよう!!

 脳みそくんは、みんなの前へ行きました。 そして言いました。

 「体の中のみんな、ごめんね。 赤ちゃん、周りのみなさん、本当に
 ごめんなさい。 タバコの中のニコチンが、どんなにぼくにタバコを
 吸えって言っても、ぼくは二度とタバコは吸いません。
 だから、 みんなもぼくの禁煙を応援してね。」

 と、赤ちゃんやお医者さん、そしてみんなの前で誓いました。   
                                     おしまい

制作・発刊 NPO法人「子どもに無煙環境を」推進協議会 (199710月発刊)