四師会、受動喫煙防止強化求め要望へ - 全国規模の署名264万筆超集まる

2017/8/9(水) 18:00配信 CBnews https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-18000000-cbn-soci 

 

 日本医師会(日医、横倉義武会長)、日本歯科医師会(堀憲郎会長)、日本薬剤師会(山本信夫会長)、日本看護協会(福井トシ子会長)の四師会は9日、厚生労働省で記者会見し、政府や与党などに対して秋に召集が見込まれる臨時国会に受動喫煙防止強化策を盛り込んだ法案の提出を要望していく方針を明らかにした。要望の際には、四師会が5月中旬から実施した全国規模の署名が、同日時点で264万3023筆集まっていることを説明する。四師会の会長は10日午前にも、加藤勝信厚生労働相を訪ね、受動喫煙防止強化を求める要望書を手渡す予定だ。【君塚靖】

 日医が主導して実施した署名は全国民が対象で、署名に向けた趣意書と署名のための用紙は、医療機関の受付などに置かれた。署名は現在も集まっているという。9 日に会見した四師会の会長はそれぞれ、受動喫煙防止強化策については小規模飲食店などを建物内禁煙の対象から外すようなことはせず、例外や特例のない規制を求めていく考えを強調した。日医の横倉会長は、「特に働く若い人を受動喫煙による健康被害から完全に守るためには、日本全体で屋内100%全面禁煙とする国際水準の受動喫煙防止法や条例制定が不可欠」と述べた。

四師会、受動喫煙防止強化求め要望へ - 全国規模の署名264万筆超集まる四師会合同の記者会見(9日、厚労省)