<北海道>維持費に税金? 自民会派”喫煙所”結論出ず

2019/9/9(月) 18:51配信 HTB北海道テレビ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000007-htbv-hok

 
  道議会新庁舎の喫煙所設置を検討している
自民党会派が会合を開きましたが、賛否の声が相次ぎ、9日も結論は出ませんでした。
 9日の道議会で道は「受動喫煙防止条例」の骨子案を示しました。学校などに敷地内完全禁煙の努力義務を課す内容で、今年度内の成立を目指すといいます。
 道健康安全局の竹縄維章局長は「たばこの煙が及ぼす健康への影響を認識し、受動喫煙ゼロを目指して受動喫煙防止対策を推進する」と答弁しました。
 その「受動喫煙ゼロ」について議論する、最大会派の自民党・道民会議。9日会合を開き、道議会新庁舎の控え室に喫煙所を設置するか話し合いました。「時代の趨勢を鑑みて全面禁煙に」という声や「一度、設置は決まったことで覆すべきでない」との声があがりましたが、結論は出ませんでした。
 発言した道議の賛否はおおむね半々ぐらいだったといい、自民党・道民会議の吉川隆雅幹事長は「こういったことは私は早めに決着していくべきだと思う」と話しました。
 JT(日本たばこ産業)は自民党・道民会議に喫煙所を寄贈するとしていますが、道議に配布された資料によると、維持費については「自己負担」だとしています。
 設置に反対する藤沢澄雄道議によると「ランニングコストがかかるため、結果的には税金ではないか」という声も出たといいます。藤沢道議は「こんなことも決められない議会なら恥ずかしい」と話しました。

 

“世論に屈するのは” 結論出ない 北海道議会 喫煙所問題(北海道)

9/9(月) 19:33配信  STVnews https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000786-stv-hok


「世論に屈するのはどうなのか」という意見も飛び出したと言います。新しい北海道議会庁舎への喫煙所設置を巡り、設置方針を再検討している自民党会派が臨時の議員総会を開きました。

建設中の新しい道議会庁舎。この数ヶ月間、たばこの話題に振り回されています。最大会派の自民党・道民会議、臨時の議員総会を開きました。議題は、現在、再検討している新庁舎への喫煙所設置についてです。10数人の議員から意見が出されましたが、賛否が分かれ、議論は平行線をたどりました。
(藤沢澄雄議員)
「庁舎内はだめだという意見が圧倒的に多かったんだけども、やっぱり分煙でもいいんじゃないかという意見が出ましたね」
鈴木知事が「設置に税金は使えない」と態度を明らかにする中、設置する場合の費用を負担する意向を表明しているのがJTです。しかし、維持管理にかかる費用は議会側が持つべきとの考えを示したといいます。様々な意見が飛び交う中、推進派のある議員からは、こんな発言も飛び出したといいます。
(藤沢澄雄議員)
「いちいち世論に屈するのはどうなのかと、マスコミのキャンペーンに脅されてはだめだって。いや違うだろうと思ったんだけど」
足早に会場から立ち去ろうとした推進派の佐々木俊雄議員会長は…。
(佐々木俊雄議員会長)
「私は全体を考えてやらないといけないですから」
Qご自身の考えとしては?
「(無言で立ち去る)」
またしても結論が先送りとなった喫煙所問題。自民党会派は今後の役員会で再度、方針を話し合うことにしています。