万博開催に向け、大阪市内全域で路上禁煙へ 違反の場合、罰則も検討

2022年3月2日 21時00分 朝日 https://digital.asahi.com/articles/ASQ326RS8Q32PTIL031.html



 2025年大阪・関西万博に向け、大阪市は市内全域で路上禁煙を実施する方針を固めた。違反した場合に過料を科すなど罰則を設けることも検討する。市議会や有識者による対策委員会での議論を踏まえ、詳細を詰めるという。

 松井一郎市長は2日、記者団の取材に、「受動喫煙を止めるのが世界の潮流だ」と指摘。「いのち輝く未来社会のデザイン」が万博のメインテーマだとして、「万博の開催地として世界から認められる都市を目指したい」と語った。「愛煙家もいる」とし、受動喫煙を防ぐ形で喫煙所を設置する考えも示した。

 市は07年、市内の一部地区で路上喫煙を禁止する条例を施行。22年3月時点で、JR大阪駅周辺や市中心部の御堂筋(約4キロ)など6地域を禁煙エリアとし、違反者には1千円の過料を科している。その他の地域では路上禁煙を努力義務としている。

路上喫煙、大阪市全域で禁止へ 2025年の万博前に

2022/03/04 16:33  共同 https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/region/kyodo_nor-2022030401000909.html

 大阪市の松井一郎市長は4日の市議会で、2025年1月をめどに市内全域で路上喫煙を禁止する方針を表明した。25年4月に開幕予定の大阪・関西万博を踏まえ「『いのち輝く未来社会のデザイン』の実現という開催理念に照らせば全市域で禁止することが時代の要請だ」と述べた。喫煙者に配慮し、喫煙スペース整備も検討する。

 市は路上喫煙の禁止を定めた条例を07年に施行した。現在、北区のJR大阪駅・阪急大阪梅田駅周辺や中央区の戎橋・心斎橋筋周辺など六つの禁止エリアを指定しているが、市内全域に広げる。禁止エリア内の喫煙所では吸えるが、それ以外で吸った場合、過料千円を徴収する規定。

参考 

2022.03.04  万博開催に向け、大阪市内全域で路上禁煙へ⇒「屋外は全面禁煙」をルールとし、喫煙所は作るべきでない(無煙環境)