9月30日 10時10分更新 中日新聞 https://www.chunichi.co.jp/article/338906?rct=k_ishikawa
小松市のこまつ自動車学校は十月一日から敷地内を全面禁煙にする。県内十四ある自動車学校で全面禁煙は初の取り組み。
新型コロナウイルス禍での喫煙者同士の密集や、受動喫煙による健康被害の懸念があり、全面禁煙を決めた。待合室の外に設けられた一角と、合宿免許取得のための男子寮の前、社員用スペースの計三カ所を撤去し、社員と教習生ともに禁煙対象にした。
昨年四月に改正健康増進法が全面施行され、屋内で原則禁煙になり、昨年から敷地内の禁煙を検討していた。教習生からの卒業アンケートで「たばこの臭いがきつい」などの意見が出ていたことも後押しした。同校出入り口には、敷地内禁煙を呼び掛けるチラシも掲示した。
同校は十月から、新型コロナウイルス感染対策として、実技を伴う救命救急講習などを除いた二十一コマの学科教習をオンライン化する。自宅などにインターネット環境が整備されていない教習生には、タブレット端末を貸し出し、教室で試聴できるようにする。
敷地内の禁煙を呼び掛ける掲示=小松市平面町で