ポルトガル、来年から屋内喫煙規則を厳格化

2022/06/07(火)  https://europe.nna.jp/news/show/2345973

ポルトガルで2023年1月1日から、小規模なバーやレストランなどでの喫煙が禁止される。屋内施設での喫煙制限を厳格化する新法が施行されるため。官報で2日、この新法が公布された。

それによると、飲食店やナイトクラブで店内の喫煙が認められるのは、面積100平方メートル以上、天井高3メートル以上の店舗で、喫煙コーナーが設置されている場合のみとなる。喫煙コーナーの広さは、顧客が使用する店内面積の最大20%までとし、適切な換気システムの設置が義務付けられる。

新法では、飲食店以外の屋内施設での喫煙についても収容可能人数などの条件を厳格化し、喫煙室や換気システムの仕様を厳しく規定している。

ポルトガルでは2007年、屋内施設での受動喫煙のリスクを軽減する現行法が導入された。政府はその後の状況や、世界保健機関(WHO)のたばこ規制に関する枠組み条約を順守する必要性を受け、屋内喫煙ルールの厳格化に踏み切った。