広島県で初 福山市で 子どもと妊婦を受動喫煙から守る条例 成立

2018/3/22(木) 20:32配信 中国放送 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180322-00111200-rccv-l34 

 

 福山市議会は県内で初めてとなる子どもと妊婦の受動喫煙を防止する条例案を可決しました。

 条例は来月1日から施行されます。


(福山市議会議員 条例案の提案理由)
「メキシコ五輪チームの事前合宿を受け入れる街として他都市に先駆けて受動喫煙防止に取り組む必要があると考えます」

 条例案は、福山市医師会の要望などを受けた議員提案によるものです。

 (条例案の採決)
「賛成の議員の起立を求めます」「起立全員であります」「したがって本案は原案の通り可決されました」

 条例は、市民に対し子どもと妊婦にいかなる場所でも受動喫煙をさせないよう努めることを求めています。

 また、保護者に対しては受動喫煙の防止策が取られていない施設に子どもを立ち入らせないよう努めることも求めています。

 罰則は設けられていません。

 (とくも胃腸科皮ふ科 徳毛健治院長 禁煙外来)
「特に子どもの中耳炎の原因として、たばこの受動喫煙が大きい影響受けている。ぜんそくも」
「福山市民の健康意識が高まっていくことを期待している」

 ところで、福山市役所では屋外に喫煙所が7か所、設置されています。

 これについて枝広市長は撤去を検討する考えを示しました。

 (福山市 枝広市長)
「担当としっかり議論しながら、どういう形が条例の意を呈した形なのか考えていく」

 条例は、来月1日から施行されます。