新しい道議会庁舎への喫煙所設置問題を巡り、北広島市の市民団体「きたひろしま健康ファーストの会」と同市議有志は3日、敷地内を全面禁煙とするよう求める申し入れ書を道議会の全5会派と村田憲俊議長、高橋亨副議長に提出した。
申し入れ書は「たばこの害を少しでもなくす環境づくりに努力するべき時に、道議が受動喫煙防止に逆行することは許されない」と訴えている。
この日は13人が道議会を訪れて申し入れ書を提出した。喫煙所設置の是非で揺れている自民党・道民会議への提出は非公開で行われた。自民会派から回答はなかったといい、ファーストの会の稲田保子事務局長は「市民はあきれ、怒っている。一日も早く全面禁煙を決めてほしい」と記者団に述べた。
ファーストの会は、2017年に北広島市役所の敷地内全面禁煙を求める約870人分の署名を市に提出するなど受動喫煙防止の活動に取り組んでいる。
道議会喫煙所設置 住民監査請求を取り下げ
2019/08/29 19:58 北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/339481
来年1月完成予定の新しい道議会庁舎への喫煙所設置を巡る問題で29日、日本禁煙学会道支部の松崎道幸支部長=旭川市=が鈴木直道知事に対し、喫煙所を設置しないよう求めていた住民監査請求を、今月18日付で取り下げていたことが分かった。
松崎氏は7月10日に監査請求を提出。松崎氏によると、道監査委員事務局から「すでに予算措置があるものに対しての監査はできるが、まだ確実に予算措置があるわけではない」と説明を受けて取り下げた。
松崎氏は「今回は仕方ない。万が一、喫煙所が設置されることになれば、あらためて請求したい」と話す。道議会自民党・道民会議は7月に新庁舎への喫煙所設置を決めたが、設置に難色を示す鈴木直道知事の意向などを踏まえ、9月に再度議論する。
・2019.08.20 JTの喫煙所寄贈(無償提供)を北海道議会は撥ねつけるべきです(無煙環境)