2019/09/17 23:58 更新 北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/345640
新しい道議会庁舎への喫煙所設置問題を巡り、道議会最大会派の自民党・道民会議は17日、所属議員全53人を対象としたアンケートを始めた。質問項目はなく、意見の記入を呼び掛けるだけの内容。設置に反対する道議は「結論を出さないためのアンケートだ」と批判している。
アンケート用紙はA4判1枚。新庁舎の会派喫煙所設置について意見のある議員に対し、議員控室の投函(とうかん)箱に25日までに入れるよう呼び掛けている。記名欄もない。17日の同会派議員総会後に配布した。
同会派は7月、新庁舎の会派の部屋への喫煙所設置を決めたが、世論の反発を受けて所属議員の意見を聴くことにしていた。設置を求める道議は、結論を出さずに時間稼ぎを続け、世論の関心をそらした上で、日本たばこ産業(JT)北海道支社による喫煙所寄贈を探っている。