2019/10/07 19:42 北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/352381/
道議会の自民党・道民会議が来年完成の新しい道議会庁舎への喫煙所設置を決めたことに関し、日本禁煙学会(東京)は7日、喫煙所設置に反対する抗議文を村田憲俊議長と会派の佐々木俊雄議員会長に送った。
抗議文は、喫煙所から煙が漏れ出て庁舎内に拡散するため、受動喫煙被害が避けられないと指摘。自民会派が検討する日本たばこ産業(JT)北海道支社からの喫煙所の寄贈について、「道議会最大会派が『たばこ規制の遅延』という産業への利益誘導を行う素地となる」と強調する。
また、「圧倒的世論が批判を行っているにもかかわらず、たばこ産業から寄贈を受けることは道民の信託を裏切る行為だ」とした。
同学会は2006年に設立され、全国の医師や看護師ら約4600人が加盟する。抗議文は7日、郵送した。