加熱式たばこ「喫煙」該当か検討=火災の危険調査-総務省消防庁

2018/08/02-14:47 時事 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080200801&g=soc 

 

 総務省消防庁は、火を使わない加熱式たばこの利用が急速に広がっていることを踏まえ、吸う行為が消防法令上の「喫煙」に当たるか検討に着手した。重要文化財や劇場など喫煙を禁じている場所で加熱式たばこを使えるか現状では曖昧なため。同庁は実験をして火災の原因となるか危険性を判断し、今年度末、市町村に同庁の見解を通知する。

 消防法は、火災を起こす恐れがある場合、消防職員が喫煙行為などを禁止できると規定。各市町村は条例を制定し、重要文化財や劇場、百貨店の売り場などで喫煙を禁じている。加熱式たばこの普及に伴い、各消防本部から喫煙規制の対象となるか戸惑う声が聞かれるようになったため、消防庁は統一的な見解を示すことにした。