加藤大臣会見概要
(H30.1.30(火)8:36 ~ 8:45 ぶら下がり)http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000192822.html
(記者)
受動喫煙対策に関する法案について、今国会での提出を目指していらっしゃいますが、飲食店の店舗面積等が焦点となっていますが、大臣のお考えをお聞かせください。
(大臣)
受動喫煙対策については、「望まない受動喫煙」を防ぐためにどのような対策が必要か、これまでも議論を積み重ね、私も様々な関係者の方からもご意見を伺ってきたところです。
今国会に受動喫煙対策に係る法案を提出することを目指して対応しているところでありますし、総理からも、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、受動喫煙対策を徹底するために必要な法案を国会に提出するようにという指示を受けているところであります。
そういった意味で、「望まない受動喫煙」をなくす、受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮する、施設の類型・場所ごとに対策を実施する、この考え方を基本に、実効性のある対策となるよう関係方面と内容を調整しているところです。
さらに、政府・与党内でも議論を進めて、必要な準備を進め、法案の提出に向けて努力していきたいと思っております。また、各種支援策の推進、普及啓発の促進など、総合的・実効的な取組を併行して進めていきたいと思います。
(記者)
受動喫煙対策の必要性について、大臣のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(大臣)
これについては、これまでいろいろなご意見がございますけれども、「望まない受動喫煙」は防ぐということはコンセンサスだと思いますので、それに向けて今の対応は十分かと言えば決して十分ではなく、これも一つのコンセンサスであり、どこまでやるかについてはいろいろな議論がありますけれども、そういった意味で総理から2020年の東京オリンピック・パラリンピックもありますから、それに向けて精力的に意見の集約を図って、法案の提出に向けてしっかりとやることは当然の前提でありますけれども、努力をしていきたいと思っております。
(記者)
関連してお伺いします。「望まない」という言葉をあえて付けた理由はどこにあるのでしょうか。
(大臣)
これは従前からそういうことで整理をされていると思います。例えば、喫煙専用室に入れば結果的に受動喫煙はあると思いますけれども、そこまでは議論しているわけではなくて、望まない受動喫煙ということでこれまでも議論してきたと思います。あえて私が足しているわけではなくて、これまでもそのようなベースで議論をされてきたと思います。