経済同友会代表幹事、受動喫煙「厳格な規制を」

TBS3月15日(水)10時41分 https://news.biglobe.ne.jp/economy/0315/tbs_170315_3315622876.html 


  
他人のたばこを吸い込む受動喫煙をめぐって、経済同友会の小林代表幹事は「健康への配慮という意味でもっと厳格な規制をするべきだ」として、早急な対策が必要だという認識を示しました。

 「吸わない人への健康の配慮という意味で考えると、早くそういったもの(受動喫煙)を法律で縛る、もっとリジット(厳格)な規制をすべきだと思う」(経済同友会 小林喜光代表幹事)

 経済同友会の小林代表幹事は、他人のたばこを吸い込む受動喫煙についてこのように述べ、規制を強化することで早急に対策を行うべきだという認識を示しました。

 受動喫煙対策をめぐっては、厚生労働省が、規模が小さいバーなどを除いて飲食店は原則禁煙とすることなどを盛り込んだ新たな規制案を公表しましたが、自民党の一部からは規制の強化に反対する声も出ていて、調整が難航しています。

 

小林喜光経済同友会代表幹事の記者会見発言要旨

日時 2017年3月14日(火) 13:30~  https://www.doyukai.or.jp/chairmansmsg/pressconf/2016/170314a.html 

 Q:
 受動喫煙対策について伺いたい。厚生労働省は、(日本の受動喫煙対策は)世界でも最低レベルだとし、東京オリンピック・パラリンピックに向けて厳しい規制を進めていく方向だ。それに対し、自民党のたばこ議員連盟は受動喫煙の規制強化はまかりならないとしているが、見解を伺いたい。

小林:
 私自身は38、39歳まではヘビースモーカーだったが、(たばこを)止めてから30年以上経った。世界の情勢、常識からして、人前で吸うのは良くない。ましてや道端に捨てるなどあってはならない。20年ほど前に、アメリカ(のカリフォルニア州で)はビル(の入口)から20フィート離れないと吸ってはいけないと(規制した)。飛行機も、禁煙対応が一番遅かったのはエール・フランスだったと思うが、それも10数年前ではないか。受動喫煙は、吸わない人への健康配慮という意味で考えると、オリンピック・パラリンピックのようなイベントがある時には、早く法律で縛る、よりリジッド(厳格)な規制をすべきだと思う。人間の身体に入るものには、固体、液体、気体がある。食は固体と液体、薬も固体(と液体)。煙は(気体で)薬か毒かは分からないが、自分がよくても、煙を他人に強いることへの罪悪感をしっかり持つべきだ。