熊本市議会棟、敷地内禁煙に 熊本県議会は「検討中」

6/4(火) 12:06配信  熊本日日新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000005-kumanichi-l43

 

 熊本市議会が議会棟を敷地内禁煙にする見通しになったことが3日、主要会派への取材で分かった。受動喫煙の防止を目指す改正健康増進法が施行される7月1日から。今月7日の議会運営委員会で正式に決める。

 改正法上、第1種施設とされる市本庁舎や学校などは7月から原則として敷地内禁煙になり、市は所有施設の99%を対象に決定。図書館や美術館などと同じ第2種施設の議会棟については、倉重徹議長に対応の協議を申し入れていた。

 主要4会派の団長は5月27日に協議。「市職員に合わせた対応が必要」「議会棟だけ特例にすれば議員特権と見られる」などの意見が相次ぎ、今月3日までに各会派の議員に確認したところ異論は出なかったという。

 自民党の津田征士郎団長は「今年は国際スポーツ大会も開催される。受動喫煙防止に積極的に取り組むべきと判断した」、市民連合の西岡誠也団長は「行政と足並みをそろえることに反対する理由はない」と話した。

 改正法では、第2種施設は来年4月から原則として屋内禁煙。喫煙を認める場合は屋内に専用室を設ける必要があるが、熊本市議会棟に2カ所ある喫煙室は閉鎖する。県議会は来年4月以降の対応について「検討中」(議会事務局)という。