熊本県議会棟に喫煙専用室 20年春設置「傍聴者へ配慮」

2019/12/14(土) 10:37配信 熊本日日新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191214-00000002-kumanichi-l43

 熊本県議会は13日、来年4月から屋内禁煙とし、議会棟内に喫煙専用室を2カ所設けると発表した。概算設置費は約600万円。

 改正健康増進法の施行に伴い、議会棟が来年4月から原則屋内禁煙となるための措置。別館2階に1カ所新設し、本館1階の既存喫煙所(約16平方メートル)も間仕切りや排煙装置などの改修を施す。

 隣接する県庁行政棟は今年7月から原則敷地内禁煙となり、11カ所の喫煙所を撤去し、屋外に間仕切り付きの喫煙所を2カ所設置している。

 県議会運営委員会の坂田孝志委員長は「傍聴者にも喫煙者がいる。敷地の外に出て喫煙することで、近隣住民に迷惑がかかる懸念があるため、屋内で分煙を進めると決めた」とした。

熊本県議会棟に喫煙専用室 20年春設置「傍聴者へ配慮」

屋外への排煙装置などを設置して改修する県議会の喫煙所=13日、県議会棟

 

 

屋内か屋外か 悩んだ末に・・・

12/13(金) 19:37配信 RKK熊本放送 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00000007-rkkv-l43

屋内か屋外か。議会棟の分煙対策は屋内に喫煙所を設けることで決まりました。最低限とされた対策費用は600万円です。

県議会議員の執務室。
受動喫煙対策が強化される中、県庁敷地内の建物の中でたばこが吸えるのは議員が集う議会棟のみ。

しかし、新たな法律で来年4月からはこの場所も禁煙となります。

そこで巻き起こっていた議論が喫煙所を屋内にするか屋外にするか。
そして13日、愛煙家と嫌煙家の間で結論が出されました。

「どうしても吸いたい、吸う人もいる。お金をかけない最低限の2か所、お互い歩み寄って決めた」(城下広作県議・非喫煙者)

議会棟内に2か所の喫煙所を600万円かけて設置するというもの。

この判断に、、、
「(室内に)必要だと思う。ダメダメだとダメ。税収に少しは貢献しているんだから」(大平雄一県議・喫煙者)

「率先して県が(禁煙化)しなきゃいけないのに。(600万円は)高い」(松野明美県議・非喫煙者)

喫煙所は来年4月から使われる予定です。