客室を完全禁煙化 来年1月25日スタート センチュリーロイヤルホテル /北海道
センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区)は来年1月25日から、客室を完全禁煙化する。訪日外国人の禁煙志向の高まりなど、禁煙室の需要が増加していることから、客室の禁煙化を決めた。同ホテルによると、全300室のうち70室が喫煙可能な客室だった。
禁煙化に向けて、11月18日以降の喫煙室の宿泊受け付けを停止し、室内のカーペットやクロスの張り替え、家具・ベッドやカーテンの取り換えなどを順次行うとしている。既に喫煙で予約が入っている場合は、来年1月5日まで対応する。
ホテルの桶川昌幸総支配人は「禁煙は世界的に大きな関心事。国内外全てのお客様に快適に過ごしていただけるよう努めたい」とコメントした。
受動喫煙対策を強化した改正健康増進法では、今年7月から学校・医療機関・行政機関などが敷地内で全面禁煙となり、来年4月からは多くの人が利用する他の施設も屋内禁煙が義務付けられる。一方、宿泊施設の客室については適用外で、事業者の判断で「喫煙」「禁煙」を選ぶことができる。