2024/01/26 16:58 MN 鉄道ニュース編集部 https://news.mynavi.jp/article/20240126-2870913/
JR東海、JR西日本、JR九州は26日、東海道・山陽・九州新幹線における車内喫煙ルームの廃止日を2024年3月16日と発表した。ダイヤ改正が行われる同日以降、東海道・山陽・九州新幹線の車内で煙草を吸うことはできなくなる。
近年の健康推進志向の高まりや喫煙率の低下を踏まえ、車内喫煙ルームの廃止を決定。JR東海は昨年10月の発表時、新幹線の3・10・15号車に設置した車内喫煙ルームをすべて廃止し、その後は災害等への対応力強化を目的として、今春から順次、非常用飲料水を配備するとしていた。「万が一、駅以外の場所で長時間停車せざるを得ない状況になった場合等でも、より迅速にお客様にお配りできるようにする」と説明している。
JR西日本とJR九州も昨年10月、山陽・九州新幹線の車内喫煙ルームをすべて廃止し、今春から順次、車内に非常用の飲料水を配備して災害等緊急時の対応力を強化すると発表した。なお、駅の喫煙コーナーは東海道新幹線では残すものの、JR西日本は山陽新幹線の新倉敷駅、新尾道駅、三原駅、東広島駅、新岩国駅、徳山駅、厚狭駅、新下関駅に設置した喫煙コーナーも2024年春をもって廃止するとしている。
JR東日本やJR北海道の運行する新幹線は既に禁煙のため、国内全ての新幹線の車内が完全禁煙となる。「大阪・関西万博を控えていることも理由の一つ」としています。