たばこ税 加熱式は紙巻きの70~90%まで引き上げへ 自民税調

2017/12月8日 4時20分 NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171208/k10011250571000.html

 

自民党税制調査会は、来年度の税制改正で、段階的な増税を検討している「加熱式たばこ」にかかる「たばこ税」について、税額を決める基準を改めることで、「紙巻きたばこ」のおよそ70%から90%まで引き上げる方針を固めました。

火を使わず煙が出ない「加熱式たばこ」にかかる「たばこ税」は、製品に含まれる「葉たばこ」の重量を基準に、税額が決められていますが、一般的な「紙巻きたばこ」と比べると、最も低いもので14%にとどまるなど、税額に差が生じています。

このため、自民党税制調査会は、来年度の税制改正で、これを是正するため、「加熱式たばこ」にかかる「たばこ税」を、2022年度までかけて段階的に引き上げようと検討を進めてきました。

その結果、税額を決める基準を改めることで、製品によって異なるものの、いずれも「紙巻きたばこ」のおよそ70%から90%まで引き上げる方針を固めました。

自民党税制調査会は、公明党とも調整を進めたうえで、来週14日に取りまとめを予定している税制改正大綱に、こうした方針を盛り込みたい考えです。

たばこ税 加熱式は紙巻きより時間かけ増税で調整

2017/12月5日 4時33分 NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171205/k10011246491000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001


自民党税制調査会は増税を検討している「加熱式たばこ」にかかる「たばこ税」について、拡大している市場への影響などを考慮して、段階的に増税する方針の「紙巻きたばこ」よりも1年長く2022年度までかけて引き上げる方向で調整を進めることになりました。

自民党税制調査会は、社会保障などに充てる財源を確保するため「紙巻きたばこ」にかかる「たばこ税」を来年10月から2021年度まで段階的に1本当たり3円増税する方針を固めています。

さらに、火を使わず煙が出ない「加熱式たばこ」についても「紙巻きたばこ」に比べて低くなっている税率の是正を検討していますが、公明党からは「拡大している市場に影響を与えるべきではない」、「受動喫煙の改善につながることも考慮すべきだ」という指摘が出ています。

このため自民党税制調査会は、「加熱式たばこ」は「紙巻きたばこ」よりさらに1年長く2022年度までかけて引き上げる方向で調整を進めることになりました。

今後、「紙巻きたばこ」との税率の差をどこまで縮めるのかなどについて公明党とも調整を進め、今月14日に取りまとめを予定している税制改正大綱に盛り込みたい考えです。

たばこ税 段階的に1本当たり3円増税方針 自民税調

2017/12月2日 5時37分 NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171202/k10011243781000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

来年度の税制改正を議論している自民党税制調査会は、厳しい財政状況を踏まえて、「紙巻きたばこ」にかけられている「たばこ税」を来年10月から2021年度まで、段階的に1本当たり3円増税する方針を固めました。

一般的な「紙巻きたばこ」にかけられている「たばこ税」は現在、一部を除いて、1本当たり12.2円となっていますが、自民党税制調査会は厳しい財政状況を踏まえ、社会保障などに充てる財源を確保するため、引き上げに向けて検討を進めてきました。

その結果、増税によって消費が減少し、税収が落ち込むことを避けるため、来年10月から2021年度まで、段階的に1本当たり3円増税する方針を固めました。

具体的には来年10月に1本当たり1円増税し、2019年度は消費税率が10%に引き上げられるため増税を見送り、2020年度と2021年度にそれぞれ1円ずつ増税するとしていて、実現されれば2000億円から3000億円程度の増収になると見込んでいます。

自民党税制調査会は公明党とも調整を進めたうえで、今月14日に取りまとめを予定している税制改正大綱に盛り込みたいとしています。