たばこ税 1本当たり3円増税へ 2500億円程度の増収に

2017/12月14日 19時00分 NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171214/k10011259051000.html

 

自民・公明両党は14日、来年度の税制改正大綱を正式に決定しました。
「紙巻たばこ」にかけられている「たばこ税」は、段階的に1本当たり3円増税されます。

2500億円程度の増収に

一般的な「紙巻たばこ」にかけられている「たばこ税」は、来年(2018年)10月から2021年にかけて段階的に1本当たり3円増税されます。
1箱当たりだと60円の増税です。

来年10月に1本当たり1円増税し、2019年は消費税率が10%に引き上げられるため増税が見送られます。その後、2020年10月と2021年10月にそれぞれ1円ずつ増税します。

これにより1箱当たりの税額は、欧米の平均的な水準と同じ300円台となり、2500億円程度の増収になります。
2010年10月以来の増税です。

加熱式たばこは


「加熱式たばこ」にかかる「たばこ税」については、課税のしかたを改めます。

加熱式たばこは、今は葉たばこの重さを基準に税額が決められていて、葉たばこ1グラムを紙巻たばこ1本に換算して税額が出されています。しかし、加熱式たばこは紙巻たばこと比べると、使っている葉たばこの量が少ないため、ものによっては税額は紙巻きたばこの14%にしかなっていません。

紙巻たばことの税額の差を小さくするため「重さ」だけではなく「価格」も考慮する方式に改めます。
今の紙巻たばこと、加熱式たばこの価格を前提にすると、紙巻きたばこのおよそ70%から90%の税額になる見込みです。

加熱式たばこの新たな課税方法は来年(2018年)10月から5年間かけて段階的に行われます。

税制改正大綱 
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/136400_1.pdf
2ページ、16ページ、96ページをご覧ください。