2500億円程度の増収に
一般的な「紙巻たばこ」にかけられている「たばこ税」は、来年(2018年)10月から2021年にかけて段階的に1本当たり3円増税されます。
1箱当たりだと60円の増税です。
来年10月に1本当たり1円増税し、2019年は消費税率が10%に引き上げられるため増税が見送られます。その後、2020年10月と2021年10月にそれぞれ1円ずつ増税します。
これにより1箱当たりの税額は、欧米の平均的な水準と同じ300円台となり、2500億円程度の増収になります。
2010年10月以来の増税です。
「加熱式たばこ」にかかる「たばこ税」については、課税のしかたを改めます。
加熱式たばこは、今は葉たばこの重さを基準に税額が決められていて、葉たばこ1グラムを紙巻たばこ1本に換算して税額が出されています。しかし、加熱式たばこは紙巻たばこと比べると、使っている葉たばこの量が少ないため、ものによっては税額は紙巻きたばこの14%にしかなっていません。
紙巻たばことの税額の差を小さくするため「重さ」だけではなく「価格」も考慮する方式に改めます。
今の紙巻たばこと、加熱式たばこの価格を前提にすると、紙巻きたばこのおよそ70%から90%の税額になる見込みです。
加熱式たばこの新たな課税方法は来年(2018年)10月から5年間かけて段階的に行われます。
税制改正大綱
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/136400_1.pdf
2ページ、16ページ、96ページをご覧ください。