2018/05月25日 16時37分 NHK http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180525/0012228.html
東京都の小池知事は、都内の市町村長の会議に出席し、受動喫煙対策を強化する都独自の条例の制定への理解や、来年度の国の税制改正に向け、都の財源が奪われないよう検討する際の協力を求めました。
東京都は、再来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催都市として受動喫煙対策を強化するため、都独自の罰則付きの条例案を来月の都議会に提出する予定で、25日、小池知事が府中市で開かれた市長会議と町村長会議に出席しました。
この中で小池知事は、従業員を雇う飲食店では店の規模にかかわらず原則禁煙にするなどとする都の条例案の骨子を説明して理解を求めたのに対し、出席した市町村長からは屋外に公衆喫煙所を設置する際の財政支援を求める声や、受動喫煙を防止する条例の内容について、都が徹底して周知するよう求める声が出されたということです。
このほか、小池知事は、来年度の税制改正に向け、都の財源が国に奪われることがないよう、新たな検討会を立ち上げる方針を説明し、市町村にも参加してもらうよう協力を求めました。