2018年9月11日 18時55分 NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180911/k10011625131000.html
たばこを習慣的に吸っている人の割合は去年、男性が29%と初めて3割を下回ったことがわかりました。厚生労働省は、たばこによる健康被害が広く知られたほか、受動喫煙対策が進んでいることも要因ではないかと分析しています。
厚生労働省は去年11月、全国の20歳以上の男女6500人余りを対象に喫煙の状況などについて調査しました。
それによりますと、たばこを習慣的に吸っている人は男性が29.4%となり、調査を始めた昭和61年以降で初めて3割を下回りました。
一方、女性は7.2%で男女あわせた喫煙率は17.7%と、こちらも最も少なくなりました。
喫煙率は10年間で男性が10ポイント、女性は3.8ポイント、全体では6.4ポイント低下しています。
さらに、たばこを吸っている人のうち、喫煙をやめたいと思っている人は男性が26.1%、女性は39%に上っています。
喫煙率が低下したことについて厚生労働省は「たばこによる健康被害が広く知られるようになったほか、受動喫煙対策が進み、喫煙できる場所が減っていることなども要因ではないか」と分析しています。
厚生労働省は4年後までに喫煙率を今の17.7%から12%まで引き下げる目標を掲げていて、たばこをやめたい人には禁煙外来の受診を呼びかける取り組みなどを進めています。
----------------------------------------------------------------------------
平成29年「国民健康・栄養調査」の結果
2018/9/11公表
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189_00001.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf
・現在習慣的に喫煙している者の割合は 17.7%であり、男女別にみると男性 29.4%、女性7.2%である。この 10
年間でみると、いずれも有意に減少している。年齢階級別にみると、30~40 歳代男性では他の年代よりもその割合が高く、約4割が習慣的に喫煙している。
・現在習慣的に喫煙している者のうち、たばこをやめたいと思う者の割合は 28.9%であり、男女別にみると男性 26.1%、女性 39.0%である。
・受動喫煙の機会を有する者の割合について場所別にみると、「飲食店」では 42.4%と4割を超えて最も高く、次いで「遊技場」では 37.3%、「路上」では
31.7%、「職場」では 30.1%といずれも3割を超えている。
------------------------------------
2018.07.30 喫煙率17%、3年連続減少 18年、JT調べ(日経)