2018/12月30日 12時25分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20181230/3030001564.html
静岡県湖西市は、改正健康増進法に基づいて受動喫煙の対策が強化されるのを前に、新年度から庁舎内を完全に禁煙としたうえで、職員に対し勤務時間の間は禁煙を義務づけることを決めました。
ことし７月に成立した改正健康増進法は、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐため、学校や病院、行政機関などは屋内を完全に禁煙とすることが定められていて、国は来年７月から規制を始める方向で調整しています。
こうした動きを踏まえ、湖西市では、国の規制に先駆けて新年度から、庁舎内を全面的に禁煙としたうえで、職員に対しても勤務時間の間は庁舎の外であっても原則として禁煙を義務づけることを決めました。
市は、庁舎の１階にある喫煙所を撤去するための費用などを補正予算案に盛り込み、来年、市議会の３月定例会に提出することにしています。
静岡県などによりますと国の規制に先駆けて庁舎内を禁煙にする取り組みは全国の自治体でも始まっていますが、職員の勤務時間中の禁煙を義務づけているのはごくわずかだということです。
湖西市は「いち早く対策に取り組むことで市民の受動喫煙を防ぎ、合わせて職員の健康増進にもつなげたい」としています。