宮崎県庁 来月から屋内を完全禁煙に

2019/03月06日 17時56分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190306/5060002805.html 

 

他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ごうと、来月から県の庁舎では、出先機関の建物を含め屋内では喫煙所がすべて廃止され全面禁煙になります。

これは行政機関や病院、学校などの屋内を完全に禁煙にすることを定めた改正健康増進法の一部が、ことし7月施行されるのを前に県が実施します。

県の庁舎は、出先機関を含め合わせて163の建物があり、煙を逃す設備などがついた屋内の喫煙所が7か所ありますが、来月からすべて廃止されます。

このうち、県庁本館と1号館との渡り廊下にある喫煙所は、広さがおよそ10平方メートルでいすが備えられています。

県の職員の喫煙率は、去年11月の時点で男性21.4%、女性1.3%ですが、喫煙所には職員らが頻繁に訪れていました。

職員からは「頭が整理できたり、他の部署の人とコミュニケーションできたりする場所でもあったので、残念です」という声や、「子どもができて迷っていたので、たばこをやめるいいきっかけになれば」という声が聞かれました。

また、出先機関を含めた県の庁舎の敷地内には、合わせて158の屋外の喫煙所がありますが、ことし7月からは、喫煙所の設置が施設の利用者が通常立ち入らない場所に限られるため、建物の出入り口付近などでは撤去されます。

一方、県議会の建物は行政機関ではないため、屋内が完全に禁煙となる対象にはなりません。